部下が本音を言わないんです。 そういう相談、けっこう多いんですよね。 会議でも静か。 「何かある?」と聞いても、「大丈夫です」「特にないです」で終わる。 1on1を入れても、当たり障りのない話しかしない。 こっちは歩み寄っているつもりなのに、向こうが壁を作っているように見える。 だから上司は、だんだんこう思いはじめます。 この子は本音を言わないタイプなんだな、と。 ただ、この見方は危ないです。 そこで話を止めると、職場はずっと同じ空気のままだからです。 本音を言わない部下がいる。 たしかにそう見える。...
華僑Jビジネス日記
華僑Jの日々の気づき
【優秀な上司ほど、部下を黙らせてしまう】
仕事ができる上司っていますよね。 会議で、すぐわかります。 話が少し散っただけで、「違う、そこじゃない」と戻せる。 部下の説明が遠回りしはじめると、 「要するにこういうことだよね」と一瞬で芯を抜く。 場が締まるんです。止まりかけた話が、また前に進む。 助かるんですよね。実際。 現場はこういう人がいると回ります。判断が早いから、変な遠回りをしない。 お客さんにも社内にも、余計な傷を増やさない。 部下から見ても頼もしい。 上にこういう人がいたら安心だと思う。 最初は、ほんとうにそうなんです。 ただ、しばらくすると、空気が変わります。...
【強いチームは、空気の良さより戻る力がある】
チームって、普段うまくいってる時は分からないんですよね。 雑談もある。 変なギスギスもない。 会議も一応なごやか。 みんな感じも悪くない。 だから、いいチームに見える。 でも、本当の差って、ちょっとしんどくなった時に出ます。 数字が落ちる。 誰かがミスする。 予定が崩れる。 一人だけ負荷が偏る。 その時に、ちゃんと戻れるかどうか。 ここなんですよね。 弱いチームって、仲が悪いわけじゃないんです。 むしろ逆で、みんないい人だったりする。 だから言わない。 このくらい自分が飲めばいいか、で流す。...
【AIを使っても、言葉に体温が残る人がいる】
同じようにAIを使っているのに、 出てくるものが全然違う人っていますよね。 早い。整ってる。 でも、なんか冷たい人。 同じく早い。整ってる。 なのに、ちゃんと人が見える人。 差が出るのはここなんだと思います。 AIは言葉を整えるのが得意です。 だから、見た目だけならだいたい何とかなる。 でも、相手がいま何を受け取りたいのかまでは、 最後は人が見ないといけない。 部下への返事でもそうです。 同じ励ましの言葉でも、読んだ瞬間に分かるものがある。 自分を見て書いているのか。 ただ正しい文章を置いているだけなのか。...
【本音が上がる会社は、社長の聞き方が違う】
「何でも言ってね」 いい言葉ですよね。 やさしいし、開いてる感じもする。 社長がそう言ってくれる会社って、 一見すごく風通しがよさそうに見える。 でも、現場にいると分かるんです。 その言葉がある会社ほど、 案外、何も上がってこなかったりする。 あれ、不思議ですよね。 社長はちゃんと聞く姿勢を見せている。 壁をつくらないようにしている。 距離も近い。 なのに、本当に重たい話ほど最後まで上がってこない。 なぜか。 みんな、分かってるからです。 社長に言うって、ただ話すことじゃないって。 社長にひと言伝える。 それだけで、空気が動く。...
【強い会議は、結論より迷いが減る】
会議って、長いから疲れるんじゃないんですよね。 終わったあとに、何も減ってないから疲れる。 結局どうなったんだっけ。 誰が持つんだっけ。 あれ、まだ決まってないよね。 その感じのまま席を立つ会議。あれが一番しんどい。 話し合っているようで、不安を回して終わる会議ってあります。 誰も反対しきらない。 でも、誰も決めきらない。 だから、みんな少しずつ喋って、少しずつ濁して終わる。 一見、平和です。 でも仕事は前に進まない。 強い会議って、すごい結論が出る会議じゃないんですよね。 終わったあとに、迷いが減っている会議です。...
【強い組織は、社長との距離感がちょうどいい】
社員との距離感って、近ければいいわけじゃないんですよね。 よく話しかける。 飲みに行く。 冗談も言う。 名前も覚えてる。 一見あったかい。 でも、それで信頼されるかというと、別です。 社長の一言って、本人が思ってるより重いんです。 「これ、もう少しこうしたほうがよくない?」 その場では軽く言ったつもりでも、現場は軽く受け取れない。 直したほうがいいのか。 優先なのか。 誰に確認するのか。 社長が近い会社ほど、この“何気ない一言”で現場がざわつくことがある。 だから、距離感がうまい社長は、むやみに入ってこない。...
【社長は、頑張っている姿より、切る時のほうが見られている】
社長の背中って、気合いの話みたいにされがちですよね。 誰より早く来る。 誰より遅くまでいる。 苦しい時も前に立つ。 弱音を見せない。 責任を引き受ける。 もちろん、そういうのも背中なんだと思います。 実際、助けられる場面もある。 この人が踏ん張ってるから、こっちもやろうってなる時もある。 でも、会社の空気をほんとうに決めるのって、 そこだけじゃないんですよね。 むしろ、何を切るか。 何を残すか。 その時のほうが、ずっと見られてる。 これ、社員は案外ちゃんと見てます。 売上が落ちた。 思ったより利益が残らない。 人も足りない。...
【「仲良し」を卒業したチームは、どんな逆境も越えてゆく】
チームって、空気がいいだけじゃ持たないんですよね。 普段はうまくいってる。 雰囲気も悪くない。 雑談もある。 変にギスギスもしてない。 だから一見、いいチームに見える。 でも、数字が落ちた時とか。 誰かがミスした時とか。 予定が崩れた時とか。 急に重たい案件が入った時とか。 そういう時に、チームの本当の強さって出る。 で、その瞬間に分かるんですよね。 あ、このチーム、仲がよかっただけだなって。 普段うまくいっているのと、しんどい時に崩れないのは、全然別なんです。 ここ、見落としやすいです。 いいチームをつくろうとすると、...
【AIを使うほど、その人の丁寧さが出る】
AIって便利です。 便利すぎるくらいです。 だから最近、逆に見えやすくなったものがあります。 その人の丁寧さ。 きれいな文章が上がってくる。 要約も早い。 コメントも整っている。 でも、読んだ瞬間に分かるものがあるんですよね。 あ、この人は一回も自分の目で見てないな。 丁寧な人は、AIを使っても最後に必ず触ります。 この言葉で届くか。 ここは冷たくないか。 この順番で本当に伝わるか。 雑な人は、整っていることに安心する。 ちゃんとして見える。だから出す。 でも、相手の温度には触れていない。 この差、部下はすぐ分かります。...
【「いい顔」を手放した瞬間、マネジメントは劇的に面白くなる】
中間管理職って、ある時から急に疲れ方が変わりますよね。 忙しいとかじゃないんです。 会議が多いとか、部下の相談が増えたとか、もちろんそれもある。 でも、あの重さって、そういうのと少し違う。 一日が終わったあと、何をしたか思い返すと、 だいたい“間に入って”終わってる。 上から来たものを、そのままだと角が立つから少し丸くして下に渡す。 下から上がってきたものも、 そのままだと嫌がられそうだから少し整えて上に持っていく。 誰かがイラついてる。 誰かが黙ってる。 誰かが納得してない。 その空気を何となく拾って、何となく収めて、また次。...
【お金が残る会社の「攻めの出費」】
経費の話になると、人って急に細かくなりますよね。 ペン一本。 タクシー代。 会食の金額。 備品の発注。 そのへんはよく見える。 目に入るし、数字にもなるし、「もったいない」が言いやすいからです。 でも、会社がほんとうに重くなるのって、案外そこじゃないんですよね。 売れていないのに、なんとなく続いている販促。 誰も見返していないのに、毎月出ていく外注費。 意味が薄くなっているのに、惰性で続いているツール。 出ても出なくても変わらない人が、毎回揃う会議。 こういうもののほうが、静かに効いてくる。...












