今回は【ビジネスの不死鳥となれ!逆境を乗り越えるマインド】というお話しをします。
不死鳥、フェニックスは、死んでも蘇り、永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥です。
 寿命を迎えると、自ら燃え上がる炎に飛び込み、死んだ後にその灰から蘇る。
フェニックスと聞くと、【復活という結果】に注目しがちですが、大事なのはそのために何を犠牲したのか?その【代償】こそ、学ぶべきものだと私は思います。
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逆境を乗り越えるとは?
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そもそも、逆境を乗り越えるとは?

例えば、

・事業に失敗して数千万の借金を抱えてずっと家に引きこもっていた人が、ある日1億円の宝くじに当たって借金が返済できた。

・失恋してヤケになっていたけど、ある日突然、相手から復縁したいと言われた。

・沢山の敵に囲まれた状態で籠城していたら、突然隕石が落ちて来て、その敵が全滅した。

これって、逆境を乗り越えたとは言えないよね?

偶然に事態が好転しただけ。運が良かっただけです。

もし、もう一度同じ事が起きたら?

きっと以前よりも深い絶望に陥るでしょう。

逆境を乗り越えるとは、もし同じことが繰り返されたとしても、自らの手で状況を良くすることができる力を持つ、という事だと私は考えます。

ビジネスは周期があって、山があれば、谷もある。

自分なりの逆境からの復活劇の一つや二つ、経営者であれば誰でも語れるでしょう。

でも、実力ではなく、問題の自然消滅など、運良く生き延びただけという事もある。

これを私は【偶然の成功】と呼んでいますが、その事を経営者はきちんと認識しなければいけません。

復活とは結果ではなく、そのために何をしたのかが大事。

逆境を乗り越えるには、その過程で自分の核となるものをアップグレードしないといけない。

それは、【絶望から免れる能力を得る事】とも言えます。

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絶望している人々の共通の特徴
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絶望している人々には共通の特徴があります。

それは、

【全てが絶望的であると心から信じている。】

という事です。

実はここに問題があります。

それは、

絶望だと感じることは【主観】だという事です。

つまり、絶望している人が思っている事は、【事実】とは乖離しているかもしれないという事です。

実際の状況がどうなのか?という客観的事実を確認する必要がある。

あなたが解決できないことでも、他の人は簡単に解決できるかもしれない。

あなたには希望が見えないだけで、本当に希望がないとは限らないのです。

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絶望する資格
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そもそも、人間は絶望する資格がない。

なぜか?

それは、人の知恵は限られていて、未来を正確に予測する事は出来ないからです。

それができると思っているから、絶望の渦に引き込まれてしまうのです。

【未来を正確に予測する事はできない】と認められれば、絶望からも解放されます。

私が唯一知っているのは、【私は何も知らない】ということです。

だから、自分は希望がないと思っていても、客観的には希望があるかもしれない。

その逆に、私は問題がないと思っていても、客観的には問題があるかもしれないのです。

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まとめ
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逆境に強い人は、無駄な自尊心、プライドを捨てる事が出来ます。

もっと深掘りすると、捨てるのは自尊心やプライドではなく【虚栄心】です。

虚栄心は傲慢の燃料です。

虚栄心を手放さずに逆境を乗り越えることはできない。

フェニックスの復活の代償は、【虚栄心を捨てる】ことです。

世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!