あなたは人を信じますか?
その答えによって、あなたのリーダーとしての上限は決まります。
ありきたりな話はしません。綺麗事も語りません。
善と悪の狭間で、一緒に世界の真実を覗いてみませんか?
レベルの高い人ほど、人間の本質は「悪」だと理解しています。
だからこそ、人の心の危険性を恐れません。
この世の上層階級が信じているのは、「天道と法則」です。
彼らは人間には善と悪の両面があり、どの環境にその人を置くかによって、どちらの面が引き出されるかを見極めています。
だから、誰かが貪欲であったり、卑劣であったり、金銭や欲望に溺れる姿を見ても、それを理解できます。
同時に、彼らは他人を善に導く方法を知っています。
規律・文化・道徳を使って、人間の善意を引き出す術を心得ています。
しかし、貧しい人や社会の底辺にいる人たちは、一生支配され、欺かれる側に回ります。
彼らが信じているのは、感情・義理・道徳。
感情に基づく行動が多いため、
➡︎ 感情に騙され、
➡︎ 義理に裏切られ、
➡︎ 道徳に失望させられるのです。
なぜなら、人間の本性はもっとも不安定なものだから。
しかし、もしあなたが感情・義理・道徳に頼らず、現実を直視し、人間の醜さを受け入れるなら
そして、規則や仕組みを使って人間の本性を制御し、ボーダーラインを越えさせないようにするなら
最終的に、あなたが望む世界を手に入れることができるでしょう。
『道徳経』は、もともと支配階級のために書かれた書物です。
上の階層に行くほど、その言葉に深く共感できるようになります。
天地は仁ならず、万物を以て芻狗となす
天道には、仁義や道徳という概念はありません。
なぜなら、人間は動物であり、感情が崩壊し、心が壊れると、いつ予想外の行動に出るか分からないからです。
だから、古の帝王は「人間の本質は危険である」と理解しながらも、
その悪を理解した上で、善の面を引き出す方法を考えました。
彼は人間の醜さを知りながら、それでも愛を示します。
一方、底辺にいる人たちは、世界の善を「無知な善」「盲目的な善」として捉え、
最終的に深く傷つけられることが多いのです。
かつての私も、無知な善を持っていました。
そのため、裏切られたときに激怒していました。
「なぜ私を裏切るのか?なぜ人間の本性はこんなにも悲しいのか?」と。
しかし、今は違います。
人間の本質は「利益が十分に大きいとき、裏切りは遅かれ早かれ起こるもの」であり、それを防ぐ手段を持っていなかったのは私の責任だったのです。
最も正しい行動とは何でしょうか?
他人の仁義や道徳・義理に頼るのではなく、 正しい軌道で導くこと です。
だからこそ『道徳経』は、帝王や支配者のための書なのです。
リーダーになりたい人のための書なのです。
帝王の心とは、無情でありながら、最も情深いものである。
天地の大きさを知りながら、まだ草木の青さを愛することができる。
あなたがこの世のすべての人間の醜さを見ても、それでも世界を美しいと感じられるなら、それが 帝王の心 です。
世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!