紙に書かれていることがルールじゃないし、上司が言ったことがルールでもないです。
実は、新人が見たものがルールになるんですよね。
どんなに綺麗な言葉を使っていても、実際にやってることが違うと、新人はその行動を基準にしてしまいます。
たとえば、宅急便が来たときに「取りに行って」と新人に頼むと、「あ、末っ子が取りに行くんだな」って思うわけです。
すると、その新人が先輩になったとき、自分も同じように新人に「取りに行って」って言うようになります。
でも、上司や先輩が自ら動いて宅急便を取りに行く姿を見せれば、新人もその空気を感じて、すぐに動くようになります。
基準を後から変えるのは大変なので、最初からしっかり意識しておきたいですね。
じゃあ、どんな基準が大事なのか?
1.価値観
何を最優先にしているのか?
たとえば、お客様への対応など、価値観をしっかり書き出してみましょう。
行動がズレると、考え方も結果もズレてしまいます。
その結果を後から変えるのはとても難しいので、最初にお互いの方向性を合わせることが大事です。
何をやってはいけないのかも、しっかり伝えましょう。
2.制度作り
人が一生懸命仕事をするのは、自分に関係があるからです。
だからこそ、能動的に動ける仕組みを作ることが大切です。
たとえば、頑張れば報われる仕組みや、成長できる環境、学びの場を用意してあげると、人はやる気を出してくれます。
心の報酬や達成感も重要な要素なので、内面と外面、両方をケアしてあげることが必要です。
3.結果を見せる
新しいメンバーに、まずは自分が結果を見せないと説得力がありません。
結果を出す人についていきたいと思うのが人間の心理です。
そうでなければ、どんなに言葉を尽くしても、説得力は薄れてしまいます。
この3つを意識してスタートし、持続していくことが大切です。
もし少し不安があるなら、今が改善するチャンスだと思って、前向きに取り組んでみてください。
世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!