【人は正しい人についていくんじゃない。安心できる人についていく】

【人は正しい人についていくんじゃない。安心できる人についていく】

正しいことを言っているのに、人が離れていく人っていますよね。 言っている内容は間違っていない。 むしろ、かなりまとも。 厳しいけど、その通り。 でも、なぜか周りが疲れていく。 あれ、不思議に見えて、そんなに不思議じゃないんです。 人って、頭で納得したから動くわけじゃないんですよね。 この人のそばにいて大丈夫か。 ここで間違えても、話しても、まだ関係が終わらないか。 まずそこを見ています。 正しさは、思っているより後なんです。 会議でもそうです。 誰かが意見を出したとき、すぐに 「でもそれは違う」 「いや、それだと弱い」...

【部下が育たない会社ほど、上司の“感情”が放置されている】

【部下が育たない会社ほど、上司の“感情”が放置されている】

会議が終わったあと、空気だけが重い日ってありますよね。 言っていることは正しい。 数字も合っている。 厳しく言う場面だということも、たぶん間違っていない。 なのに、なぜか残るんです。 内容ではなく、刺さり方だけが。 部下が黙る。 その場では「わかりました」と返す。 でも、そのあと動きが鈍くなる。報告が減る。相談が遅くなる。 やがて、育たない。 ここで多くの会社は、「教え方」を見直そうとします。 1on1を増やすとか、フィードバック研修を入れるとか、 評価制度を変えるとか。もちろん、それも必要なことはあります。...

【AI時代に最後まで残るのは、“考えるのをやめない人”】

【AI時代に最後まで残るのは、“考えるのをやめない人”】

最近、増えましたよね。 早い人。 返事も早い。 資料も早い。 会議メモもすぐ来る。 昔なら一時間かかっていたことが、いまは十分もいらない。 便利です。そこはもう否定しようがない。 でも、仕事って早ければ勝ちかというと、そんなに単純じゃないんですよね。 一番怖いのは、考えなくても“ちゃんとして見える”ことです。 たとえば、先方への返信。 失礼なく、きれいで、そつがない文はすぐ作れる。 でも本当に見ないといけないのはそこじゃない。 相手はいま何に引っかかっているのか。 この一通で返すべきものは、情報なのか、安心なのか。...

【AIが効かない本当の理由】

【AIが効かない本当の理由】

AIを入れた。 便利になった。作業が速くなった。 …はずなのに、成果が変わらない。 むしろ現場が疲れてる。 これ、よくある。 で、原因を「AIの精度」とか「使う人のリテラシー」にすると、だいたいズレます。 本質はそこじゃない。 AIが効かない理由はシンプルです。 仕事を分解してない。 これ。 仕事って、分解しないと回らないんですよ。 特にAIを入れた瞬間から、ここが露骨に出ます。 なぜか。 AIは「大きい仕事」をそのまま渡すと、だいたい“それっぽいもの”を返してくる。 でもそれっぽいだけで、現場に落ちない。...

【AIは進む。会社が止まる】

【AIは進む。会社が止まる】

AIを入れたのに、現場が変わらない。 むしろ、やることが増えた。 便利なはずなのに、疲れる。 そして最後にこう言う。 「AIって結局、微妙ですよね」 違う。 AIは進んでる。止まってるのは会社側です。 原因はツールでもモデルでもない。 会社の中の“前提”が整っていない。 これです。 AIは、材料が揃ってるほど強い。 材料が揃ってないと、一般論に寄る。 一般論に寄った出力は、そのまま現場に落ちない。 落ちないから「結局、自分で直す」になる。 直すなら最初から使わない、になる。 これが定着しない構造です。...

【AIで失敗する会社は、「決め方」がない】

【AIで失敗する会社は、「決め方」がない】

AIを入れた。 便利になった。案が増えた。提案が増えた。選択肢が増えた。 ここまでは、基本的に良いことです。 でも、AI導入後にこうなってる会社が多い。 会議が長くなった。 それっぽい言葉が増えた。 資料が増えた。 候補が増えた。 なのに、決まらない。進まない。動けない。 最終的に全部、社長に戻ってくる。 この状態、めちゃくちゃ危ないサインです。 AIが悪いんじゃない。 あなたの会社の“弱いところ”が、AIで増幅されただけ。 結論から言います。 AIで失敗する会社は、AIに負けるんじゃない。 「決め方」がない。 これだけ。...

【「自分は例外」は、ルール破壊】

【「自分は例外」は、ルール破壊】

組織が崩れるときって、だいたい大事件が起きたように見える。 離職が出た、クレームが増えた、現場が荒れた、売上が落ちた。 でもね、原因を掘ると、めちゃくちゃ地味なところに行き着きます。 「自分は例外」 この一言。 これ、傲慢の中でも一番タチが悪い。 なぜか。 本人が“合理的な判断をしているつもり”だから。 でも実態は、ルールを壊してるだけです。 ルールって、何のためにあるか。 現場を守るため。 判断を減らすため。 例外を処理しないため。 要するに、会社の摩擦を減らすためにあります。 ところが、社長が例外を作り始める。 「今回は特別」...

【「速い=偉い」は、速度の傲慢】

【「速い=偉い」は、速度の傲慢】

仕事は早い方がいいですか?遅い方がいいですか? これ、質問としてめちゃくちゃ多い。 で、みんな反射で「早い方がいい」って言うんですよ。 そりゃそうだよね。早い方が助かる場面は山ほどある。 でも、ここで一個だけ言います。 「速い=偉い」になった瞬間、それは傲慢です。 僕が言う傲慢って、偉そうとか上から目線とか、そういう意味じゃない。 定義はこれです。 仮説を検証する前に、事実扱いしてしまう状態。 「早い方が正しい」 「早い方が優秀」 「早く出せる人が強い」 これ、検証してない“思い込み”が混ざりやすい。だから危ない。...

【「正しさ」の暴走が一番タチ悪い】

【「正しさ」の暴走が一番タチ悪い】

傲慢って聞くと、上から目線とか、偉そうとか、そういうイメージあるでしょ。 でも実は、一番タチが悪い傲慢はそこじゃない。 道徳の傲慢。 いわゆる「正しさの暴走」です。 これ、なぜタチが悪いか。 本人が“いいことしてる”と思ってるから。 正義の顔をしてるから。 だから止められない。 道徳の傲慢の典型はこれです。 「それ、間違ってます」 「普通はこうでしょ」 「常識的に考えて」 この言葉が出た瞬間、相手の心は閉じます。 人は正しさで動くんじゃない。 “納得”で動く。 納得を飛ばして正しさを押し付けると、協力が切れる。...