自分の取り分より、相手の得を先に考える

自分の取り分より、相手の得を先に考える

商談に入る時、まず「自分はいくら儲かるか」を考えていませんか。 もちろん、利益は必要です。 でも、長くうまくいく人は、考える順番が少し違います。 「この取引で、相手は何を得られるのか」 ここから始めます。 相手の困りごとを解決する。 仕事が楽になる。 新しいお客さまと出会える。 特別なことでなくても構いません。 相手にとっての価値がはっきりしていれば、取引には次が生まれます。 例えば、人を紹介する場面。 目先の紹介料がなくても、「この二人がつながったら、お互いにいい仕事ができる」と思って紹介する人がいます。...

才能より信用。小さな約束を守れる人が選ばれる

才能より信用。小さな約束を守れる人が選ばれる

仕事ができる人というと、特別な才能や知識を持った人を思い浮かべるかもしれません。 私が長く付き合いたいのは、才能があるだけの人ではありません。 言ったことを、ちゃんとやる人です。 約束した時間に来る。期日までに仕上げる。 できなくなりそうなら、先に連絡を入れる。 どれも当たり前のことですよね。 でも、この当たり前を、毎回変わらずに続けるのは意外と難しい。 仕事を任せるというのは、作業だけを頼むことではありません。 自分の時間と、お客さまに対する信用の一部を、相手に預けることでもあります。...

小さなごまかしが、積み上げた信用を壊す

小さなごまかしが、積み上げた信用を壊す

「このくらいなら、言わなくても大丈夫だろう」。 仕事の中で、そんな判断をしたくなる瞬間があるかもしれません。 でも、その小さなごまかしで失うものは、思っている以上に大きいものです。 信用というのは、日々の小さな行動の積み重ねで生まれます。 約束を守る。 できないことはできないと言う。 失敗したら、ちゃんと伝える。 そうして何年もかけて、「この人なら任せられる」と思ってもらえる。 ところが、一つ嘘が見つかると、人はその一件だけを疑うわけではありません。 「ほかの話も本当だったのかな」と、過去のやり取りまで振り返り始めます。...

安さだけで選ばれた会社は、安さで乗り換えられる

安さだけで選ばれた会社は、安さで乗り換えられる

売上が落ちてきた。競合も増えてきた。 そうなると、真っ先に値段を下げたくなる社長がいます。 気持ちは分かります。 でも、安さだけを武器にすると、経営はどんどん苦しくなります。 安さだけで選んだお客さまは、もっと安い会社が現れれば、そちらに移る。 価格しか選ぶ理由がないからです。 あなたの会社に惚れたわけではなく、価格という条件に惹かれていた、ということです。 値下げをすると、利益が薄くなる。 利益が薄くなるから、もっと数を売らなきゃいけない。 数を売るために、また値段を下げる。...

値段を下げる前に、お客さまの「心の計算式」を知る

値段を下げる前に、お客さまの「心の計算式」を知る

「高いと言われたから、少し安くしよう」。 商売をしていると、そう考える場面がありますよね。 でも、値引きの前に確認することがあります。 お客さまは、何に対して高いと感じているのか。 そこを知らずに価格を動かしてはいけません。 同じ10万円でも、高いと感じる人もいれば、安いと感じる人もいます。 違うのは、財布の中身だけではありません。安心したいのか、失敗したくないのか、未来を変えたいのか。 人は、それぞれ違う「心の計算式」で買い物をしています。 花屋さんが売っているものを考えてみてください。 花そのものが欲しい人もいます。...

目先の1円を取りにいく人は、10年の縁を失う

目先の1円を取りにいく人は、10年の縁を失う

商売をしていれば、1円でも多く利益を残したい。そう考える場面はあります。それ自体が悪いわけではありません。会社を続けるには、利益を残すことも欠かせません。 ただ、ここで大切なのは、見る時間軸です。 今回の取引でいくら残るか。それだけを見ていませんか。 自分に有利な条件を全部通す。相手の手間は考えない。 できることがあっても、契約にないからと断る。その場では得をしたように見えます。 でも相手の心には、「次は頼まなくていいかな」という気持ちが残ります。 例えば、相手が急いでいる時に、こちらが少しだけ段取りを工夫する。...

今日動いた人だけが、来年変わる

今日動いた人だけが、来年変わる

来年こそ変わりたい。 毎年、そう言っている人がいます。 去年も言っていた。 おととしも言っていた。 そして、今年も同じことを言っている。 はっきり言います。 その人は、来年も変わりません。 動いていないからです。 変わる、変わらないは、才能の話ではありません。 頭の良さでもない。 運でもない。 今日、一つでも動いたか。 それだけです。 多くの人は、変わることを大ごとにします。 だから身構える。 準備を整えてから、環境が落ち着いてから、と言う。 そうやって「来年から本気を出す」と言う。 けれど、来年になったら、また「来年から」。...

「もう歳だから」が、一番もったいない

「もう歳だから」が、一番もったいない

新しいことを始めようとすると、 つい、こんな言葉が出ます。 「もう歳だから」 「今さら遅い」 「若くないから、無理だ」 その気持ちは、わからなくもありません。 でも、この言葉が、いちばんもったいない。 この言葉は、自分で自分の可能性にふたをしてしまうからです。 やる前から、できない理由を用意してしまう。 よく考えてみてください。 今日という日は、これからの人生で、いちばん若い日です。 明日になれば、また一つ歳をとる。 つまり、何かを始めるなら、いつだって「今日がいちばん若い」。 これは、いくつになっても変わりません。...

恩は、返すより「送る」人が伸びる

恩は、返すより「送る」人が伸びる

人に、よくしてもらう。 困ったときに、助けてもらう。 そういうとき、「この恩を返さなければ」と思います。 大事な気持ちです。 でも、恩の返し方には、二つあります。 一つは、その人に直接返す。 いわゆる恩返しです。 もう一つは、その恩を、別の誰かに送ること。 自分がしてもらったことを、今度は自分が、次の人にしてあげる。 これを、恩送りと呼びます。 面白いことに、 恩を返すだけの人より、恩を送る人のほうが、大きく伸びていきます。 恩を返すだけだと、その人との一対一で、話が完結します。 そこで、きれいに終わる。...