多くの経営者は「利益を出すことこそ会社の使命」だと信じています。
しかしその思考こそが、会社を静かに壊していくのです。
なぜでしょうか。
利益ばかりに目を奪われた瞬間に、利益を生む本質である顧客の幸福や社員の成長から目を逸らしてしまうからです。
利益は数字でも記号でもありません。
利益の正体は「人が感じる価値」であり「人が得る幸福」にほかなりません。
そこを忘れた会社は、次第に空虚な“利益追求マシーン”と化します。
顧客の声も、社員の未来も聞かず、ただ数字を積み上げるために人を酷使する。
その結果、人は離れ、信頼は消え、最終的に利益すら失われるでしょう。
反対に、成功する経営者は「利益を忘れる」勇気を持っています。
彼らが求めるのは数字ではなく、価値を感じる顧客や成長していく社員です。
その“利益を生む源泉”こそが、会社を長期的に強くする資産になるのです。
利益を目的にしてはなりません。
利益はあくまで「結果」であり、「影」です。
光である顧客の価値や社員の成長を追う限り、利益は必ず後からついてきます。
でも、影を必死で追いかける会社は、やがて光そのものを見失い、倒れていくでしょう。
経営者が本当に問うべきは「いかに利益を積み上げるか」ではありません。
「何を光とし、どんな価値を生み出すか」です。
利益を追えば追うほど利益は逃げます。
価値を追えば追うほど利益は集まります。
「利益とは影です。影を追えば逃げ去り、光を追えば必ずついてきます。」
世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした。