社員との距離感って、近ければいいわけじゃないんですよね。
よく話しかける。
飲みに行く。
冗談も言う。
名前も覚えてる。
一見あったかい。
でも、それで信頼されるかというと、別です。
社長の一言って、本人が思ってるより重いんです。
「これ、もう少しこうしたほうがよくない?」
その場では軽く言ったつもりでも、現場は軽く受け取れない。
直したほうがいいのか。
優先なのか。
誰に確認するのか。
社長が近い会社ほど、この“何気ない一言”で現場がざわつくことがある。
だから、距離感がうまい社長は、むやみに入ってこない。
話しかけないわけじゃない。
ちゃんと見る。
でも、思いつきのまま現場を揺らさない。
ここ、かなり大事です。
社員って、社長に友達みたいな近さを求めてるわけじゃないんですよ。
ちゃんと見てくれていること。
でも、踏み込みが雑じゃないこと。
ほしいのはそのくらいです。
逆に、近すぎる社長は疲れる。
気さくなんだけど疲れる。
話しやすいんだけど、会ったあとちょっと空気が動く。
これ、あります。
社長は雑談のつもりでも、社員は雑談として受け取りにくい。
立場があるからです。
評価も、異動も、給料も、結局その人につながってる。
その相手からの「最近どう?」は、やっぱり少し構える。
だから、信頼される社長は“近さ”より“重さ”を分かってる。
自分の立場の重さを分かったうえで近づく。
ここが違う。
遠すぎてもだめ。
近すぎてもだめ。
でも、この間のちょうどいい距離を取れる社長は強いです。
毎日しゃべるから信頼されるんじゃない。
必要な時にちゃんと来る。
いらないところでは入りすぎない。
その感じが、いちばん安心する。
距離感って、愛想のよさじゃないんですよね。
敬意です。
相手の立場への敬意。
自分の立場の重さへの自覚。
そこがある社長は、近くても苦しくない。
最近あなたの会社で、社長の“近さ”は安心になっていましたか。
それとも、少し気を遣う場面を増やしていただけでしたか?
世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。