もし「今年の下半期から毎月1000万円多く稼げる代わりに、
無駄な人付き合いを一切やめなければならない」と言われたら、
多くの人はすぐに「やります!」と答えると思います。
ですが、そんな軽い覚悟では、一生1000万円なんて稼げません。
多くの人は、「苦労」の意味を浅く考えすぎています。
少し我慢すれば報酬がもらえる、くらいにしか思っていません。
それは、いわばサラリーマン的な発想です。
確実な報酬が約束されているなら、それは本当の「苦労」ではありません。
ただ、あらかじめ決められた道を歩いているだけです。
本当の苦労とは、不確かなものに全力を注ぐことです。
成功する保証がなくても、
自分の持っている精力、時間、人脈、資金をすべて投入し、
誰にも文句を言わずに走り続ける勇気のことです。
本当に月1000万円を稼ぎたいのであれば、
無駄な付き合いをやめるだけでは、まったく足りません。
娯楽も、休息も、健康も、
家族も、人間関係も、今の収入ですらも、
すべてを犠牲にする覚悟が必要になります。
大切な人が亡くなっても、最後に会いに行くことすら諦める。
そんな極端な状況すら、覚悟の中に含まれてきます。
全てを捨てて10年努力し続けても、
結局何も手に入らない可能性だってあります。
それでも「それでも賭けてやる」と言えること。
それが、本物の「苦労」だと思います。
夏休みの宿題をやったらiPadをもらえる、
これは苦労ではありません。
ただ貧乏に耐える力がある、というだけでもありません。
本当の苦労とは、
一つの目標のために、長期間、徹底的に集中し続ける力のことです。
その過程で、娯楽を捨て、
無駄な人付き合いを捨て、
無意味な消費を捨て、
誰にも理解されない孤独に耐え続ける力を持つことです。
その本質は、自己コントロールであり、
自己管理であり、
粘り強さであり、
そして深い思考です。
自分が何のために生きているのかを理解し、
すべての痛みや苦難を耐え抜く、純粋な覚悟を持つこと。
それが、本当の意味での「苦労」だと思います。
ゼロから成功した人は、
一般の人よりも遥かに「苦労」というものを知っています。
でなければ、ゼロから這い上がることなどできません。
成功したあとでさえ、
普通の人より努力し、
普通の人より孤独に耐え、
普通の人より理想を持ち続けています。
たとえどん底まで落ちても、再び這い上がる力を持っている。
それこそが、本物の「苦労」なのだと思います。
世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。