世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jです。
朝、冷蔵庫の前で何を食べるか迷っているうちに、時間だけが過ぎます。仕事も同じ。正しいかどうかを長く考えるほど、動き出しは遅くなる。だから今日は「軽く決める力」を、だれでもできる形で共有します。
まず、結論を二つに絞りましょう。AかB。保留は原則なし。今日中に動かす。外したら小さく直すだけです。会議なら、一枚に「目的/Aの良い点と心配/Bの良い点と心配/決定/次の一手」を書き、最後の五分で決め切る。迷いは、選択肢が多すぎるサイン。減らせば、体は前に出ます。
次に、小さく試してみましょう。三日で答えが出るサイズに切り分けます。たとえば、チラシの見出しを三つ作り、今日から順番に出す。どれで手が止まるかだけを見る。問い合わせボタンを大きくして上に置き、押され方の違いを見る。正解は会議室ではなく、お客さんの指先にあります。
「やらないこと」を先に決めるのも大切です。朝、今日やることを十個書き出し、影響の小さい七個に線を引く。残った三つを午前中に終わらせる。新しい依頼が来たら、こう返します。「今週は検証に集中しています。来週○曜日以降でお願いします」。断る言葉を用意しておくと、集中は守られます。
値段で迷うときは、買いやすいところに少し寄せてみる。今の価格の上下一割で三つ用意し、どれが一番すっと選ばれるかを見る。売れ方で判断し、合わなければ戻せばいい。コンビニが売れ筋を見て翌週の棚を入れ替えるのと同じです。静かな机上の計算より、レジ前の事実が早く答えをくれます。
時間の使い方も、同じ考え方で整えられます。通知を止め、午前は「作る時間」、午後は「返す時間」。作る時間には電話もチャットも開かない。返す時間になったら一気に返信する。信号を青にしたまま渡り切るように、切れ目を作らず進むのがコツです。
うまくいかなかった日ほど、学びは大きい。だから、失敗を嫌わない仕組みを先に作る。小さく決める。小さく試す。小さく直す。踏み出すたびに視界が広がり、次の一手が見えてきます。
私のモットーは「成功はツール、幸せはゴール」。勝つためだけに働くのではなく、自分と周りを幸せに近づけるために整える。そのために一番効くのが、「軽く決めて、早く学ぶ」ことです。
今日の一手を一緒にやりましょう。
① 二択で決める案件を一つ選ぶ。
② 三日で終わる実験を一つ始める。
③ 朝の十個から三つに絞る。
ここまで読んだあなたへ。今、心に浮かんだ「今日決める一つのこと」をコメントで宣言してください。小さな宣言は、小さな行動を呼びます。小さな行動は、明日の結果を連れてきます。
軽く決めて、すぐ動く。明日を、今日の中で前倒しにしていきましょう。