世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jです。

増やすより、減らすほうが速くなります。
続けるより、やめるほうが賢いこともある。
だから、週に一度「やめる会議」を開きます。

時間は30分。
同じ曜日、同じ時刻。
参加は少人数。
「決める人」と「手を動かす人」だけ。

目的は一つ。
今週、やめること・減らすことを決める。
スローガンではなく、実行の場です。

議題は三つだけ。
一つ、やめる。
二つ、減らす。
三つ、続ける(効果が出ているもの)。

基準も三つ。
役に立っていない。
明日の自分が喜ばない。
代わりの手がある。

例えば、
毎朝の長い挨拶メール→廃止。
週報の重複項目→半分に。
定例会の資料→1枚に。
承認の二重チェック→一回に。
チャットの全員メンション→やめる。
期限の“いつでもOK”→やめる。日付で区切る。

やめ方には作法があります。
小さく始める。
期限をつける。
代わりを決める。
誰に知らせるかを決める。

注意点を三つ。
怒りでやめない。数字でやめる。
人をやめない。仕組みをやめる。
戻す道を残す。実験としてやめる。

ふりかえりは一言で。
「今週の“やめる”、効いた?」
効いたら続ける。
効かないなら、別の形にする。

やめるほど、濃くなる。
濃くなるほど、速くなる。
速度は、余白から生まれます。