世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jです。

朝から迷うと、体力が減ります。
正しい選択のために力を使うのではなく、迷わない仕組みで守る。
今日は「選択肢を減らして速くなる」方法を生活の場面ごとにまとめます。

まずは服です。
同じ型、同じ色を三セット。
靴下は同じ銘柄でそろえる。
組み合わせで悩まないから、出発の一歩が軽くなる。
季節の切り替えは、箱を入れ替えるだけ。考え事が一つ消えます。

昼ごはんは平日の定番を決めます。
カレー、そば、サンドの三択など、あらかじめ巡回表を作る。
お店に着いてから迷わない。
「なくなったら同じ物を買う」を基本にすれば、買い物の判断もすっきりします。

通勤や移動はルート固定。
混む日は早く出るだけ。
例外を減らすと、心の波が立ちにくい。
信号の数や階段の段数も身体が覚え、歩く速さが一定になります。

机の上は「今日の紙」を一枚だけ。
終わった紙は引き出しへ、未完はクリップで左上に。
パソコンは「今使う」と「保管する」の二つの箱に分ける。
新しいファイルは必ず「今使う」に入れて、週末に保管へ移す。
探し物が減ると、集中が切れません。

スマホはホームを一面だけ。
一軍アプリだけ残し、通知は要件のあるもの以外オフ。
画面が静かだと、頭も静かです。
SNSを開く回数を減らしたいなら、アイコンの場所を毎週変えず固定。
無意識の滑り込みを防げます。

家の中にも定位置を。
鍵は玄関の鉤に、財布はトレーに、書類は青いフォルダに。
家族と場所の名前を共有すると、探す会議がなくなります。
「置き場の議事録」を一度だけ作れば、日々のやり取りが消えます。

買い物のルールは一行で。
「同じ役目の物が家にあれば買わない」
「一つ入れたら一つ手放す」
この二行を守るだけで、収納はいつも余白を保てます。
余白は、急な仕事や来客を受け止めるクッションです。

時間の選択肢も減らします。
午前は作る、午後は返す。
作る時間に電話とチャットは開かない。
返す時間になったらまとめて返信。
一日の流れが一本の川になり、渡り切れるようになります。

減らすのは、つまらなく生きるためではありません。
大切な場面で力を出すために、日常の小さな分岐を減らす。
体力の節約は、思いやりや創造に振り向けられます。
余白がある人は、急な頼まれごとにも笑って応えられる。
それが信頼になります。

試す順番を置きます。
一週間目は服と昼食。
二週間目は机とパソコン。
三週間目はスマホと家の定位置。
一度に全部は変えません。
生活の摩擦を小さくしながら、静かに切り替えていきます。