多くの人が、自分の強みを探そうとします。
行動力がある、継続力がある、分析が得意、人の話を聞ける。
そうやって言葉にしようとする。
でも私は、その時点で少しズレていることが多いと感じているんです。
なぜなら、その強みは「自分の中」で完結しているからなんですよ。
自己理解としては正しい。
でも、それだけでは現実はほとんど動かない。
私が「私は行動力があります」と思っていても、周りからそう見えていなければ、
その強みは外の世界では存在していないのと同じなんです。
自己理解を深めること自体は悪くない。
でも、自己理解だけでは仕事にも信頼にも変わらない。
大事なのは、自己理解と他人理解が一致しているかどうかなんです。
この一致点にしか、現実で使える強みは存在しない。
ブランディングの本質って、結局ここなんですよ。
多くの人は「自分がどう思っているか」を大事にしすぎる。
でもビジネスでも人間関係でも、決まるのは「どう伝わっているか」です。
思っていることが正しいかどうかじゃない。
伝わっているかどうか。それだけなんです。
だから私は、いつもシンプルな問いを勧めています。
「私は、どういう人に見えていますか?」
フォロワーでもいい。
お客さんでもいい。
信頼できる身近な人でもいい。
10人に聞いてみる。
その答えが揃っているかを見る。
揃っているなら、そこがあなたの核なんですよ。
揃っていないなら、能力が足りないわけじゃない。
努力が足りないわけでもない。
ただ、見せ方が散っているだけなんです。
多くの人は、できていることを当たり前にしてしまいます。
でも当たり前にできていることこそが、一番磨く価値がある。
しかも、それは本人にとっては気づきにくい。
他人から見た方が、よほど分かりやすいんです。
ここで重要なのは、「私は何ができるか」じゃない。
「誰にとって、何として認識されているか」です。
その強みは、誰の役に立っているのか。
その強みを、どの角度から見せると一番伝わるのか。
ここを意識し始めた瞬間、発信も仕事も一段階変わります。
強みは、探すものじゃないんですよ。
自分の中を掘り続けて見つかるものでもない。
外側の認識とすり合わせながら、形にしていくものなんです。
だからもし今、自分の強みが分からないと感じているなら、それは欠落じゃない。
未完成なだけなんです。外と照らし合わせていないだけ。
完成させる工程が、まだ残っているだけなんですよ。
強みは、自己理解で始まるけど、他人の認識で完成する。
私はそう思っています。
世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。