結果が出ていない時ほど、人は考えようとするんです。
どうすればいいのか。
何が正解なのか。
何が足りないのか。
でも私は、その状態こそ一番危ないと思っているんですよ。

なぜなら、その「考える」は、ほとんどの場合、自分の知見の中で回っているからなんです。
今のあなたが持っている経験、情報、判断軸。その範囲で正解を出そうとしている。
でも正直に言うと、その材料自体がまだ揃っていないことが多い。

これは能力の話じゃない。順番の話なんです。

たとえば、足し算しか知らない人が、どれだけ数字を並べ替えても、答えは5のままなんですよ。
2+3を3+2にしても、1+1+3にしても、結果は変わらない。
でも掛け算という概念を知った瞬間に、2×3で6が出る。景色が一気に変わる。

起業初期や、発信を始めたばかりの時期って、ほとんどの人がまだ「足し算の世界」にいるんです。
その状態で考え続けても、遠回りになるだけ。
だから私は、結果が出ていない時ほど「考えないでください」と言うんです。

じゃあ、何をするのか。
答えはシンプルで、真似することなんですよ。

成果が出ている人の行動を集める。
構造をそのまま借りる。
分解して、再現する。
その中で量を出す。
ここを飛ばして、自分なりの正解を作ろうとするから、苦しくなる。

多くの人が「オリジナルじゃないといけない」と思い込んでいる。
でも判断力が育っていない段階でのオリジナルは、ほとんどの場合、独りよがりなんです。
判断力は、行動の後にしか育たない。
考えてから動くんじゃない。
動いた後に、やっと考える資格が生まれる。

100本やって初めて、何が良くて何が悪いかが見えてくる。
10本や20本で迷っているうちは、単純に材料が足りないだけなんです。
量がない状態で、質の話はできない。

不安になるのも自然なことですよ。
不安があるということは、悩む余裕があるということなんです。
もし本当に追い込まれていたら、悩む前に動いている。
でもその余裕を、思考に使ってしまうと止まる。
だから私は、不安がある時ほど、構造に身を預けることを勧めています。

自分の頭で答えを出そうとしない。
すでに答えを出している人の型を借りる。

それは逃げでも依存でもない。成長のための最短ルートなんですよ。

考えるな、というのは、思考を放棄しろという意味じゃない。
順番を間違えるな、ということなんです。

今は、考えるフェーズじゃない。
積むフェーズなんですよ。

世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。