今回は以前に取り上げました【孫子兵法から学ぶリーダーの五つの条件】
智(智恵)、信(信用)、仁(思いやり)、勇(勇敢)、厳(厳格)
の各項目について、「一つずつ深掘りして欲しいです。」と、Twitterを通じてリクエストを頂きましたので、お応えします!
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リクエストをくださったのは、ちぇちぇさん✨ちぇちぇさんは華僑Jの公認ストーカー(笑)なんと毎日、私の全てのSNSを見てくださって「いいね💖」を押してくれています。
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今回はそんなちぇちぇさんのご要望にお応えします。
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ちなみにVoicyを聞いた感想を、Twitterで #華僑J をつけて書いて頂くと、華僑Jが小走りで見にいきます!また、取り上げて欲しいテーマも募集していますので、ぜひぜひ投稿してください😊
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【孫子兵法から学ぶ リーダーの五つの条件】
①智(智恵)
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ではここから本題です!
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リーダーの五つの条件の一つ目は【智】です。【智】とは知識ではなく【知恵】の事です。
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蓄積した知識を【どう使うのか?】を判断する、その処理能力が【知恵】です。
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だから、リーダーは【知識】も必要ですが、【知恵】がある事がとても大切です。
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例えば、
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・同じカードを持っているにもかかわらず、出し順で結果は変わる。
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・同じ知識を学んでいても、すぐ忘れる人と忘れない人が居る。
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このように、知識はあって理解しているけど、【使える人と使えない人】とに分かれるのはなぜでしょうか?
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それには、同じように学んで知識を蓄積していても、
・【断片的】なのか?
・【系統的】なのか?
という違いがあり、この事が分かれ道となっているのです。
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そこで私は、人の知識を4つの段階に分けて蓄積しています。
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第一段階:情報 
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情報とは?文字や単語、ニュース、他人の見解、医師の処方箋、経理が出した財務諸表などなど、全部情報です。
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Twitterのつぶやき、週刊誌に書かれた記事、図書館に保管されている研究文献などもそうです。
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つまり、【知識になる前の材料】が情報です。
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第二段階:知識
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情報は全て知識になるとは限らない。
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例えば、
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「風邪の治療は〇〇の薬を使う。」
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「パスタは塩分が〇%のお湯で茹でると美味しくなる。」
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これは知識です。
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意味ある情報、つまり【問題解決につながる情報だけが知識】です。
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第三段階:知恵
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知識と知恵はまた違います。
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知識が豊富なだけではなく、その【使い方を知っている】ということです。
    
例えば頭がいい犯罪者。彼らは知識はあるけど、知恵がない。なぜなら知識の使い方が間違っているからです。
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【どんな時に、どんな知識を使うのか?】その判断ができるのが【知恵】です。
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第四段階:真理
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時間、時空に影響されないのが【真理】です。
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例えば、知識には賞味期限があります。過去に正しかった物事も、人間の探究によって現代は間違いだったと判明している事が沢山あります。
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いつになっても不変の法則、【真理】は自然の中に存在する。
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例えば、
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・人は死ぬという事。
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・物理現象や天体現象。
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その他に、
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・祖父母が教えてくれたことわざや、格言。
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などもあてはまる。
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ただそもそも、本当に絶対的不変が存在しているのかは、誰にもわかりません。
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でも少なくとも、長い時間軸で考えて不変なものは【真理に近い】と理解すればいいでしょう。
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余談ですが、そういう理由で私はベストセラーより【孫子兵法】【易経】【論語】など、数千年を経てもいまだに残っている【原典】を大事にしています。
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まとめ
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このようにまず知識の全体図を理解することが重要。
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優秀なリーダーになりたいなら、少なくとも第三段階以上、つまり、知恵と真理のレベルに達しておく必要があります。
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何が不変の法則なのか?いつどんな知識を使うのか?これらを知っておくことです。そうすると自分に何が足りないのかが見えてくる。
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だから、知識をただただ吸収するのではなく、組み合わせたり、整理整頓したり、見直ししたり、アップデートしたりする必要があるのです。
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そのように、情報から知識に、知識から知恵に、知恵から真理に、辿り着こうとするその姿勢が、
・先見力
・洞察力
・判断力
を育み、思慮深い、物事の本質を見抜けるリーダーへと導いてくれます。
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私もまだまだ道の途中です。皆さんと共に歩んで行きたいと思っています!
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世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!