今回は引き続き、【孫子兵法から学ぶリーダーの五つの条件】 智(智恵)、信(信用)、仁(思いやり)、勇(勇敢)、厳(厳格)のうち、【勇】について掘り下げてみたいと思います。 ㅤㅤ ━━━━━━━ 【孫子兵法から学ぶ リーダーの五つの条件】 ④勇(思いやり) ━━━━━━━ 【勇】とは、恐れないこと。 ㅤㅤ そして、勇には ・心の勇(勇気) ・力の勇(勇敢) つまり、心の状態と行動の状態を2つの要素があります。 ㅤㅤ 順番に説明しましょう。 ㅤㅤ ━━━━━━━ 1、心の勇(勇気) ━━━━━━━ 【心の勇:勇気】とは?恐れない、強い心、意気の事。 ㅤㅤ つまり、心の状態です。 ㅤㅤ 勇気って力技のイメージがあるけど、実は知恵から生まれるものです。 ㅤㅤ 自分の知識や経験を活用して自分の限界に挑戦する気持ち。 ㅤㅤ これは【勇気】。つまり根拠がある。 ㅤㅤ できる裏付けのないことに挑戦する気持ち。 ㅤㅤ これは【無謀】。つまり根拠がない。 ㅤㅤ 「夢や目標は大きければ大きい程良い」 ㅤㅤ そんな言葉をよく聞きますが、私はそうは思えない。「限界」は存在する。 ㅤㅤ だって、「明日は一億円稼ぐぞ~!」と、普通の人が言ったらどうですか? ㅤㅤ これは夢が大きいのではなく、ただ限界を根拠もなく無視しただけの目標設定です。 ㅤㅤ 「その時点における限界」をきちんと把握した上で、目標設定をする事が大切です。 ㅤㅤ そしてもし、【勇気を出せない】という人が居るとしたら、それは【知らないから怖い】んだと思います。 ㅤㅤ 「知っている」つまり「認知のレベル」の違いで、勇気が出せない。 ㅤㅤ だから【知る】という事も大切です。 ㅤㅤ ━━━━━━━ 2 力の勇(勇敢) ━━━━━━━ ㅤㅤ 【力の勇:勇敢】とは?恐れずに積極的に事にあたる様子。 ㅤㅤ つまり行動の状態です。 ㅤㅤ そして【勇敢】には気持ちだけではなく、【決断力】と【責任】が伴います。 ㅤㅤ 例えば、「起業したいな」となった時には【勇気】が必要。 ㅤㅤ これは自分との戦いです。 ㅤㅤ でも、起業したら? ㅤㅤ ・銀行で融資をうける。 ㅤㅤ ・人を雇用する。 ㅤㅤ こうした事が発生します。 ㅤㅤ 時には資金繰りで苦労したり、リストラを考える事もあるかもしれません。 ㅤㅤ リーダーの行動の一つ一つが、物事の行方や人の人生に影響する。 ㅤㅤ つまり -----+-----+----- 【決断と責任はセット】 だという事を踏まえた上で 【決断】する。 これに必要なのが 【勇敢】なのです。 -----+-----+----- ㅤㅤ もっと具体的に言うと、 ・自分の決断は人の人生に影響すると認識する。 ・決断する以上、結果を出す責任があると認識する。 このような【覚悟】が必要。 ㅤㅤ そして、 ・戦略に基づき、計画通りの成果を出した。 という【事実】が必要です。 ㅤㅤ 厳しいですが、 ㅤㅤ 【結果が出せないリーダーはリーダーではない。】 ㅤㅤ それだけ重いものなんです。 ㅤㅤ 又、決断するけど責任を取らないなら、リーダーはいりません。 ㅤㅤ 責任とは、一般的には英語のcommitmentやresponsibilityを使います。 ㅤㅤ つまり、 ・契約 ・宣言 ・義務 という事です。 ㅤㅤ 決断は切断。 ㅤㅤ 【勇気】の段階と違って、 ㅤㅤ 【勇敢】の段階は、 ㅤㅤ その覚悟が求められます。 ㅤㅤ ━━━━━━━ まとめ ━━━━━━━ リーダーが「勇気」と「勇敢」を持っていれば、部下にそれを与えられる存在となる。 ㅤㅤ 勇のリーダーに求められる要素。 ㅤㅤ ・恐れない心 ・決断する覚悟 ・結果を出し続ける事実 ㅤㅤ その結果、 ・周りに与える安心感 これらが求められています。 ㅤㅤ 【心の勇:勇気】 【力の勇:勇敢】がある、 真のリーダーを目指しましょう! ㅤㅤ 世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!