今回は【両極端な性格を制する人こそ、真のリーダーになれる】というお話しをします。
多くのリーダーの悩み事と言えば?
・部下が指示に従わない
・仕事に怠慢
・やる気がない
・指示待ちばかり
こういう内容をよく聞きます。
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なぜ多くの人が良いチームを作れないのでしょうか?
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よくある3つの原因を共有しましょう。

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1、嫌われる勇気を持っていない
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社員は縛り過ぎると反発するし、逆に自由すぎるとパフォーマンスが落ちてしまう。
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そのバランスを取るために大事なのが
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【信賞必罰(しんしょうひつばつ)】
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つまり、
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功績をあげた者には相応の褒美を与え、
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失敗したり罪を犯した者には相応の罰を課す。
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さらに、その行為に見合って厳格に行うことが大切です。
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そうじゃないと、優秀な人のやる気を削いでしまいます。
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ですが、
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賞は与えられても、
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罰を与えられない人が多い。
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理想としては、
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現場幹部が厳しくて、社長が優しい。
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この形だと、会社の求心力が向上していい組織になります。
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逆に、

社長が厳しくて、幹部がフォローする。
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この形だと、組織はいずれ崩壊する。
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このような形になってしまったとしたら、
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それは幹部の責任です。
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社長が優しくいられる環境を作るために、幹部は厳しい役を引き受けないといけません。
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孫子兵法から学ぶリーダーとしての五つの条件、【厳】とはこういう事です。


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2、鬼になれない
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組織の価値観のボーダーラインに触れる人に対しては、容赦しないこと。
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できないリーダーは部下を変えようとする。
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でも人って簡単には変わらない。
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さらに人の【価値観】ともなれば、なおさら簡単に変わらない。
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ミスは仕方がない。そしてその人の強みを活かす最大限の努力はします。
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でももし、組織のボーダーラインに触れるような事があったら、どんなに状況が厳しくても、グッと踏ん張ってクビにすべきです。
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二人ほどカットしたら、大きく場の空気が変わります。
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これができないなら、リーダーをやめるべきです。

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3、個人の好みより制度を優先する
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リーダーには、結果を出す責任がある。
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個人の好みもあっていいと思いますが、制度の制限範囲を超えてはいけない。
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もし特別扱いするなら、筋が通った理由がないといけない。
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そうじゃないと、皆リーダーの機嫌取りをするようになってしまい、気が付いたらリーダーは裸の王様。
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組織崩壊は必至となります。

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両極端が必要
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今日はあまりハッピーな話をしていません。
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でもこれこそが、経営者やリーダーの役目です。
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経営者としては両極端な性格を持たないといけない。
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・正しい行いをする
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・見本となる動きをする
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・愛情を持つ
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・思いやりを持つ
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このように、良い人でなければいけない。
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でもそれと同時に、
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・嫌われる勇気を持ち
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・時には鬼になり
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・時には好みを捨てる
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これらの事も必要です。
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良い人であり、悪い人にもなれなくてはいけないのです。

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理解されなくても
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お金の盲者って言われても、経営者はお金を追わないとダメです。
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自分のためにも、社員と社員の家族のためにも、会社を存続させることを最優先しないといけない。
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その分ドライになったり、情がないと言われるようなこともします。
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リストラを行なって、一部の人を犠牲にして全体を守ることもある。
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守るためにやっていると言っても理解はされない。
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いい人なんて誰でもなれるけど、
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両極端の性格を制する人には、誰でもなれるわけではない。
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それは、【覚悟】がある人だけがなれるもの。
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それこそが真のリーダーなのです。
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世の中の非常識は、華僑の常識。華僑Jでした!