今回は【ビジネスも子育ても、人間理解は土台!】というお話しをします。 世の中には様々なノウハウ、テクニックがありますが、それらの土台となるのがこの【人間理解】です。 【人間理解】とは何なのか?なぜ土台なのか?について、深掘りして行きたいと思います。 まず【自己理解】が大切なのは、ビジネスにも子育てにも共通しています。 そしてさらに、 【自己理解】と【他人理解】を一致させる事が大切だと思います。 孫子兵法の中の有名な一節に 【相手を知り、自分を知り、戦い方を知れば、百戦危うからず】 というものがあります。 ビジネスに於いては一般的にリサーチが重要視され、【相手を知り】の方に重点を置かれがちです。 ですが私はその前に、「自分を知り」の【自己理解】が大切だと思っています。 「自分の事くらい、わかってるよ!」 という声が聞こえて来そうですが、意外とわかってないというのが私の実感です。 ━━━━━━━ 門学 ━━━━━━━ 私は、実業の他にビジネスコンサル、オンラインサロンの主催などをしておりますが、その他にもう一つの顔があります。 それは、 【門学のアドバイザー】と呼ばれるものです。 【門学】というのは、きっと耳慣れない言葉だと思いますが、これは華僑の間で密かに活用されて来た、自己分析と他者を動かす為に使う学問です。 門学の中には、【門鑑定】と呼ばれる物があり、 ・自己分析の特性 と、 ・生まれながらの特性 の、両面から人物を掘り下げて理解する事が出来るようになっています。 ━━━━━━━ 門学から見えてくること ━━━━━━━ 門学から見えてくること。 それは、 【人はそれぞれ違う】ということです。 先日、門学の観点から子育てについてLIVE配信しましたが、その内容は部下との関係にも共通する事が有ると思いました。 それは、 【一律の答えは存在しない】という事。 例えば、 「どんな風に怒れば良いですか?」 という問いがあったとします。 一般的な教育論的な回答はありますが、人はそれぞれ違います。 同じように怒ったとしても、人の素質によって受け止め方、感じ方は違う。 なので、刺さる時もあれば、刺さらない時もある。 つまり、 ・どういう怒り方をすればよいか? ・どういう教育をすればよいか? の前に、 まずその人の事を【知ろう】という事です。 先にその人が刺さるポイント、ツボを知った上で、怒るべき時は怒り、褒めるべき時は褒めましょう、という話しです。 ━━━━━━━ 系統的に知る ━━━━━━━ 門学では人を5つのタイプに分けて、系統的に理解できるようになっています。 そして、それぞれのタイプ別に、価値や判断の基準が違います。 ①ビジョン提示タイプ →【私】が基準 ②アイデア提示タイプ →【楽しさ】が基準 ③仕組み構築タイプ →【環境を活かす】が基準 ④実行部隊タイプ →【意味と意義】が基準 ⑤研究者タイプ →【知識に対して貪欲】が基準 このようになります。 だから、 【誰に】【何を】提供するか?がとても大事です。 例えば、 アイデア提示タイプの人には、楽しんで物事を進められるようにする事が大切。 実行部隊タイプの人には、テンプレートやマニュアルを準備し、そこに意味と意義を与える事が大切。 これが逆に、アイデア提示タイプの人にテンプレートやマニュアルのような型を先に渡してしまうと、アイデアが制限されてしまいます。 このように、【適材適所】が大切です。 ━━━━━━━ 人間理解は土台 ━━━━━━━ 仕方がない事ですが、大企業の場合はこうしたタイプに配慮する事なく同じ内容の教育を施す事になります。 ここに、中小企業の強みがあります。 小回りが利く中小企業だからこそ、一人一人の社員にしっかりと向きあい、オーダーメイドの教育を施す事が出来る。 また昔と違い、今はネット、AIなどのテクノロジーが進む事によって、小人数で大きなビジネスを動かす事が出来るようになっています。 少人数の精鋭部隊でパフォーマンスを発揮して行く事が出来る時代なのです。 世の中には沢山のノウハウ、理論が溢れていますが、大半は断片的で、系統的にはなっていない。 人間理解、自己理解に基づいた前提でないと、それらの理論は当たりはずれが生まれる。 なぜかというと、人はみんな違って、一律、一概には言えないから。 自分も含めて【人】を理解する事は、手間はかかりますが最終的には近道になります。 私はそこに門学を活用しています。 何事もまずはやはり、 相手を知る、自分を知る、戦い方を知る。 ここから始めましょう。 世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!