今回は【能動的な社員が育つために必要なこと「納得感」】という話しをします。
私はコンサルの仕事もしていますが、その時にマネジメントの相談をよくうけます。
中でも多いのが、【部下に能動的に働いて欲しい】というものです。
人が能動的に動くには、
①外部要因
②内部要因
の2つの要因が影響します。
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2つの要因
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◆①外部要因
・ルール、制度、などの決まり事があること。

◆②内部要因
・意味や意義、なぜ必要か?どうなるのか?を理解すること。

私が特に重要だと思うのが、②の内部要因です。

上司が
「売りましょう!とにかく売りましょう!」
と、これしか言わなかったら、人は動かない。

なぜ売らなければいけないのか?を説明する必要があります。

そしてその説明に【納得】が出来た時、人は能動的に動きます。

私の実業の車屋では、こんなクレド(行動指針)があります。
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私達は売上が最も上がる時はどういう時か?常に考えて行動します。
優先順位を自分で判断します。
なぜなら自分の生活、家族の生活を守るためには収入が必要です。
収入を最大限にするために常に売上が最大になる努力をします。
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この場合は、会社の業績と自分の生活がリンクしているという事を理解すること。

そして納得が出来た時には、会社と同じ目標に向かって動けるようになる。

つまりここが共有できれば、罰則つきの厳しいルールがなくても、人は動くようになります。
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説明義務を果たす
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能動的に部下が動かない時。

多くはこれらの説明義務を果たさないまま、

あれやって、これやってと、作業だけを伝えている。

これでは人は能動的にはなりません。

でも間違えてはいけないのが、
伝えたら全員が納得してくれるわけではないという事。

その場合は自分の方で判断基準を持ちます。

意味や意義、なぜ必要か?どうなるのか?を伝えた時、

パターン① 納得してくれた人
パターン② 納得してくれない人

この2つに分かれます。

パターン①の人は会社と目標が重なりますのでどんどん伸ばしてあげる。

パターン②の人は、安定思考ととらえそのまま尊重し、役割を果たしてくれればよいと考え、作業、動作だけをやってもらう。

リーダーはこういった考え方も大切です。
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働く側は?
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会社で働く側の人が能動的に働く時、何を指針にすべきか?

会社で成長、上を目指すなら、スキルだけではダメです。

会社の経営者の

【理念、次に目指している方向】を理解して、

それに向かって能動的に動くこと。

そこを理解しているからこそ、

どう動くか?
何を学ぶか?

という事が判断できるのです。

これはスキルよりも重要な事です。

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まとめ
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素晴らしいチーム、会社にするなら、

経営者側、働く側、お互いが納得、理解しあう必要があります。

それぞれ寄り添い一体感ある組織は自然と伸びて行きます。

いつも私はビジネスの本質は人と言っていますが、こういう意味も含んでいます。

【動作は、心の納得に基づいて現れる現象】です。

しっかりと理解して能動的に行動できる組織にして行きましょう。

世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!