今回は【新しいチームを作る時の注意点】というお話をします。

新規プロジェクトの立ち上げ、既存部門の人員調整など、新規メンバーが加わる時の注意点。

それは、【最初がとにかく肝心】という事。

会社にはルールや制度が色々あります。

でもそれは壁に書かれたもの、上司に言われた事がルールになるのではなく、新規メンバーが【目に見えた物】がルール、基準になる。

つまりどんなにキレイゴトを言っていても、実行されていなければそうならない。

実行されているのと同じ事を新規メンバーもする。

例えば宅急便の対応。

新規メンバーさんに、

「お前にやっとけよ」

的指示をすると、

一番下っ端が宅急便の対応をするんだと理解する。

すると自分が部下を持った時には、同様の指示をするようになる。

逆に、上司部下関係なく対応しようと皆が動くと、そうするものなんだと理解して対応するようになる。

このように、判断基準の理解は最初が肝心です。

【初期設定】が大切なのです。

この初期設定に対しては3つのポイントがあります。

━━━━━━━

1,価値観の共有

━━━━━━━

その組織が大切にしている価値観を共有する事。

何を大切にしていて、何をしているか。

逆に何をしてはいけないか。

しっかり伝える事。

ここがズレると行動がズレ、結果が違ってくる。

私は、

【電波を一致させる】

という風に表現していますが、考え方、価値観、思想のすり合わせをするという事です。

━━━━━━━

2,制度づくり

━━━━━━━

なぜ人は、一生懸命に仕事をするの?

それは、自分と関係があるからです。

自分と関係があると感じて、能動的になるような制度づくりをしておきます。

制度の方向性は4つ。

①賞罰制度 

②成長できる制度 

③学びの環境 

④分配

それぞれのテーマに沿って、自分の組織に合った制度づくりをする事が大切です。

中小企業の場合はこれら制度を整えるのは大変でしょうが、努力の先の方向性は示しておく。

頑張ればどんな未来に繋がるのかを見えるようにしておく事も大切です。

組織に何か問題が出る時は、この4つのどれかが整っていない可能性が高いです。

━━━━━━━

3,身をもって結果を出す

━━━━━━━

新規メンバーは、最初は様子見をしている。

どうなんだろう?と見ている。

だから、

自分が売れる

結果を出し続ける

このような実績を目の前で積み上げて行く事で、上司の指示に説得力が生まれる。

人間力など、仕事以外の要素にも惹きつけられますが、やはり人は結果を出し続ける人に、ついて行きます。

━━━━━━━

まとめ

━━━━━━━

これら3つのポイントを押さえておくと、新規メンバーさんは良いスタートが切れるのではないでしょうか?

又、これらはスタートダッシュを良くするだけでなく、持続力にも影響します。

一時的に頑張って出来たとしても、持続しなければ意味が無い。

そしてもしもメンバーから不安の声があがった時は、組織としてちゃんと出来ていない事があるという事。

その時は【改善するきっかけを頂けた】と、前向きに捉えて対応する事が大切です。

世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!