今回は【努力は技術】というお話をします。 私は「努力」という言葉があまり好きではありません。奴隷の「努」の力と書き表わしますし、強制的にやらされる感じで【能動的】ではない感じがするからです。 でも生きて行く中で、したい事だけやる、というのは通用しません。 頑張りどころ、踏ん張りどころ、得意ではないけど、好きじゃないけどやらなければいけない事や時があります。 【継続は力なり】という言葉もありますね。 継続は確かに大切。でもこの【努力】というのは、長く継続していけるものなのか?疑問を感じるのです。 私は、【努力は技術】だと思っています。 どういう事か? 例えば、 【努力】は【言語を学ぶ】という事と似ていると思うのです。 私は中国出身ですが、日本語を勉強して、日本に留学し、日本で起業して今に至ります。 思い起こすと、最初の全く日本語を知らない時期から、ある程度の日常会話ができるようになるまでが一番大変でした。 毎日毎日、単語を覚え、文法を覚え、発音を直していく・・・。 この期間が一番大変だった。 でもこの大変さがずっと続いているか?というと、実際にはそうではない。 そして現状、特別な努力をしているわけではないけど、日常会話が出来るという状態は維持しています。 日本語を使っての情報配信も出来ています。 ━━━━━━━ 努力のタイミング ━━━━━━━ 考えてみると、言語を学ぶ以外の物事も、同じではないでしょうか? 一番最初が一番キツイ。だから殆どの人がここを乗り越えられない。 でもここを乗り越えられると、後で必要な努力は段々小さくなる。 多くの人がその事を知らず、この時期をサボってしまう。 最初を手抜きすると、努力という状態が延々と続く事になってしまう。 だから努力は最初にしておく。 先ほどの言語を学ぶ時とおなじで、日常会話ができるところまで至れば、あとはなんとかなっていくんです。 ◆例えばビジネス 新人さんの教育を最初にきちんとしておく事。 これができていないと、悪い癖や習慣がついてしまう。 基本通り、指示通りに動く事ができなくなっている人を、後で修正するのは難しい。 だから、最初に時間と労力をかける。努力をする。 これをしないと、その努力はずっと続く。 集中的に努力、グッと踏ん張れば、後が楽になります。 新規事業も同じ。 最初から人任せはだめ。 必ず崩れて行き、後で苦労する事になります。 だから最初にきちんと仕組みを作って、きちんと指導する。 ルールを決めてやっていく。 すると、後で手放せる。 自動運転できるようになる。 ◆例えば企業 今は激変の時代。それにあわせて変化する必要がある。 そうじゃないと生き残れない。 そのためには、新しい人員、新しい仕組みを導入する。 この時一番辛いのは、ゼロからイチにする時。 諦めてしまう人もいるでしょう。 でもそれでは生き残れない。 大変だけど、知らない事だけど頑張ってみよう、チャレンジしてみよう、やってみよう。 ここを踏ん張ってみよう。 こういう人達が新しいビジネスモデルへの切替ができた。 こういう企業は生き残っているし、好調に伸びている。 コロナが・・・という人が居ますが、もう丸二年が過ぎて三年目です。 大変だ、という時期にグッと努力した人は、今、伸びています。 していない人は、これからもずっと努力をする必要がある。 ━━━━━━━ 努力は技術 ━━━━━━━ 生きている以上、踏ん張るべき時期とポイントがある。 ・そのポイントがわかるかどうか? ・やり切ったかどうか? 残酷なのは、 【頑張れる時にチャンスが来るとは限らない】 という事。 そしてまた、 【チャンスが来た時に、頑張りたい時じゃないかもしれない】 という事。 だから殆どの人は成功できない。 成功する人とは? 結果を出し続けている人とは? 一番努力し続けている人ではない。 それは、 -----+-----+----- 正しいタイミングに 正しい努力をして、 それをやり切った -----+-----+----- というだけ。 いかがでしょうか? ぜひあなたの感想を聞かせてください。 世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!