何かの区切りが来ると、頭の中だけが先に前へ飛ぶんですよね。
「ここから変える」って言いたくなる。
その瞬間は、ちょっと胸が軽いんです。

痩せたい。
売上を上げたい。
資格を取りたい。
発信を続けたい。
言葉にしただけで、自分が一段上がった気がするんですよ。

でも、その気持ちよさが一番危ないんです。
紙に書く。
誰かに言う。
SNSに書く。
それだけで八割終わった気になれる。
人はそこで満足してしまうんですよね。

だから私は、目標は「設定」じゃなくて「設計」だと思っているんです。
設定は宣言で終わる。
設計は行動に落ちる。
違いは、あなたのカレンダーに入っているかどうかなんですよ。

成果はノートの上には出ない。
成果はカレンダーの上にしか出ないのである。

たとえば家を建てたいと思うのは簡単なんです。
でも、どの業者にいつ連絡するのか。
見積もりを取る日を決めるのか。
間取りを決める時間を確保するのか。
ここまで落ちた瞬間に、夢は現場になりますよね。
目標も同じなんです。

たとえば資格を取りたいなら、勉強の時間がどこに入るのか。
売上を上げたいなら、新規の時間がどこに入るのか。
痩せたいなら、運動と食事の見直しがどこに入るのか。
ここが空白のままなら、願い事のままなんですよね。

叶えたいことを一つだけ選ぶ。
選んだら次にやるのは、やる気を足すことじゃないんです。
「いつやるの?」を決めることなんですよ。
何分やるのか。
どこでやるのか。
その時間は誰にも触らせないのか。
そこまで落ちた瞬間、目標は現実になります。

最初は十五分でいいんです。
三十分でもいい。
一時間を狙うと、守れなくて自己嫌悪になりやすいんですよね。
逆に、三十分なら守れる日が増える。
守れる日が増えると、自分への信用が戻ってくるんです。

現実を動かすのは、気合じゃないんですよ。
時間とエネルギーとお金が、どこに配分されたかだけなんです。
配分の合計が、あなたの結果になる。
だから叶わないのは能力のせいじゃない。
根性のせいでもない。
去年と同じ配分なら、去年と同じ景色になりやすいだけなんですよね。

ここで一度、カレンダーを開いてほしいんです。
来週でも、明日でもいい。
「いつかやる」を、具体的な枠に変える。
枠がないなら、思い出せない。
思い出せないなら、続かない。
結局それだけなんですよ。

ただ、枠を作ろうとすると、必ずぶつかるんです。
時間が足りないって。
当たり前なんです。
新しいことを入れるなら、何かを減らさないと入らない。
両手しかないのに、全部持とうとするから落ちるんですよね。

だから私は、凡人前提で設計したいんです。
集中なんて長く続かない。
意志も裏切る。
スマホが隣にあるだけで負ける日もある。
なら、負ける前提で勝てる形を作るんですよ。

本当に集中したい時は、スマホを別の部屋に置く。
同じ時間に同じ席に座る。
終わったら、カレンダーに小さく印をつける。
こういう地味な仕掛けが、あなたを助けるんですよね。

設計って、派手じゃないんです。
面倒くさい。
だから多くの人がやらない。
でも面倒くさいことを丁寧にやる人だけが、静かに前へ進むんですよ。

宣言は軽いんです。
予定は重い。
予定に入れた瞬間、あなたは自分と約束できるんですよね。

約束は誰にも見えない。
だから破りやすい。
ただ、カレンダーに残っていると、見るたびに思い出せるんです。
思い出せるなら、やり直せる。

今日のうちに一枠だけ作ってください。
大きな革命じゃなくていい。
静かな一枠でいいんです。
その一枠が、あなたの一年を少しずつ変えていくんですよ。

世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。