「スタッフに覚悟がない」
これ言う社長、めちゃ多い。気持ちも分かる。
こっちは毎日リスク背負ってる。数字も責任も全部こっち。
だから、同じ熱量で動いてほしい。

でもね、最初に言っとく。
スタッフが最初から覚悟を持ってる会社なんて、ほぼない。
覚悟って、圧で作るもんじゃなくて、“土壌”で勝手に湧いてくるもん。

で、その土壌の一つ目が「余白」。
余白がない会社は、覚悟が育たない。これは断言できる。

余白って、サボる時間じゃない。
考える時間と、任せられる設計のこと。

忙しい会社ほどミスが増えるのは当たり前。
やることが100個ある時、人は焦る。
焦ると視野が狭くなる。
視野が狭いと、判断が荒くなる。
その結果、ミスる。
ミスったら叱られる。叱られたら守りに入る。
守りに入ったら指示待ちになる。
はい、終わり。

このループに入る会社って、「頑張ってるのにうまくいかない」って顔してるけど、
実際は、土俵が悪い。

あとね、余白ゼロの会社あるあるが「優先順位がズレる」こと。
社長は「これが最優先」って思ってる。
でもスタッフは「いや、今日これ終わらせないと怒られる」って思ってる。
どっちも正しい。でも、ズレた瞬間に揉める。

で、社長が言うんだよ。
「なんで分からないの?」
違う。言ってないだけ。確認してないだけ。すり合わせてないだけ。

優先順位って、才能じゃない。
仕組みで一致させるもの。

例えば、毎朝「今日の優先順位トップ3」を出させる。
朝礼の前に全員が出す。社長はそれを見て、ズレてたらその場で直す。
これだけで、「察して動け」「空気読め」みたいな地獄から抜けられる。

これがなぜ効くか。
人の意思に頼らないから。
「考える人」「考えない人」「考える習慣がない人」いろいろいる。
それを“根性”で揃えようとするから崩れる。
だから、仕掛けで揃える。

余白ができると何が起きるか。
スタッフが、自分の頭で考え始める。
考え始めると、主体性が芽生える。
主体性が芽生えると、「やらされ感」が消えていく。
その先に、覚悟が出てくる。

覚悟って、「持て」って言われて持つものじゃない。
覚悟って、「この環境なら、やってみたい」って時に勝手に出る。

だから社長は、まずここを見てほしい。
「うちの会社、余白ある?」
「考える時間、設計してる?」
「優先順位、擦り合わせる仕組みある?」

余白ゼロのまま「覚悟を持て」は、
砂漠に種を撒いて「咲け」って言ってるのと一緒。

世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。