複利という言葉があります。
利息に、また利息がつく。
雪だるまのように、少しずつ膨らんでいく仕組みです。
多くの人は、これをお金の話だと思っています。
でも、複利がいちばん効くのは、時間の使い方です。
毎日、15分だけ本を読む。
1日では、なんてことのない量です。
でも1年で、何十冊分になる。
3年で、その分野のちょっとした物知りになっている。
逆も同じです。
毎日、なんとなくスマホを見る。
1日では、害はない。
でも3年積み上げると、とんでもない時間が消えている。
いい習慣も、悪い習慣も、複利で膨らんでいきます。
ここで、多くの人がつまずきます。
1日の差が、ほとんどゼロに見えるからです。
今日15分読んでも、明日の自分は変わらない。
今日サボっても、明日の自分は困らない。
だから、続かない。
やめても、痛くない。
でも、その「ほとんどゼロ」を積んだ人だけが、
数年後、まるで違う場所に立っています。
大きなことを、一度やる必要はありません。
小さなことを、続けられるか。
勝負は、そこだけです。
続けるコツは、頑張らないことです。
気合いで続くものは、気合いが切れたら終わる。
だから、歯を磨くように、生活の中に埋め込む。
朝、席についたら1ページ。
寝る前に、5分だけ。
決まった時間に、決まったことをする。
意志ではなく、仕組みで続ける。
これができる人が、複利を静かに味方につけます。
厄介なのは、悪い習慣ほど、心地よく積み上がることです。
だらだらと過ごす夜。
なんとなくの間食。
その場は、どれも気持ちいい。
でも、そのツケも、複利で膨らみます。
何を積むかを選ぶのは、いつも今日の自分です。
しかも、時間の複利には、こわい一面もあります。
悪い習慣も、同じように膨らむ。
なんとなくの浪費。
なんとなくの夜更かし。
なんとなくの付き合い。
どれも1日では、大したことがない。
だからこそ、放っておくと、静かに人生を削っていきます。
だから、時々立ち止まって、見てほしいのです。
自分は今、何を毎日積んでいるのか。
積んでいるものが、数年後の自分をつくります。
今日の15分を、あなたは何に積みますか?
世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。