お客様から文句を言われると、へこみます。
できれば言われたくない。
それが、普通の気持ちです。

でも、商売を長くやってきて、考えが変わりました。
文句を言ってくれるお客様は、ありがたい。

いちばん怖いのは、文句を言うお客様ではありません。
何も言わずに、静かに去っていくお客様です。

不満があっても、口に出さない。
ただ、二度と来ない。
そして、まわりには「あそこは良くない」と、そっと伝える。

こちらは、何が悪かったのか、最後までわからない。
気づいたときには、お客様が減っている。

文句を言ってくれる人は、まだ期待してくれています。
「良くなってほしい」という気持ちがあるから、言ってくれる。
面倒なことを、時間を使って、伝えてくれる。

その声は、お金を払っても買えない、貴重なヒントです。

だから、クレームは宝物です。
言われた瞬間は、正直つらい。
でも、そこに次に良くなる種が、必ず埋まっています。

いちばん怖いのは、静けさです。
何の声も届かなくなったときが、いちばん危ない。
順調に見えて、実は静かに離れられている。

これは、商売だけの話ではありません。
人間関係でも同じです。

文句を言ってくれる相手は、まだ向き合ってくれている。
本当に離れる人は、何も言わずに、静かに距離を取ります。

だから、耳の痛い声を、煙たがらないでください。
言ってくれるうちが、まだ間に合ううちです。

文句を言われたら、まず礼を言う。
「教えてくださって、ありがとうございます」
その一言が、去りかけた足を止めることがあります。

そして、言われたことは、必ず一つ、直す。
直った姿を見せると、離れかけた人が、いちばんの味方になる。
クレームは、関係を深める入り口でもあるのです。

順調に見えるときほど、耳を澄ましてください。
声が届かなくなったときが、いちばん危ない。
不満は、言われるうちが花です。

黙って去られてからでは、直しようがない。
静けさを、順調と勘違いしないことです。

黙って去られてからでは、直しようがありません。

お客様の声、ちゃんと聞こえていますか。
最近やけに静かだと感じたら、それは危険信号かもしれません。

あなたの周りの「静けさ」は、順調のしるしですか、
それとも離れのしるしですか?

世の中の非常識は、華僑の常識。
華僑Jでした。