世の中の非常識は華僑の常識、華僑Jです
経営の世界に身を置くと、
感情と論理のあいだを揺れ動く自分に、
時に戸惑い、疲れ果てることがありますよね。
たとえば、社員に指示を出したあと、
思ったとおりに動いてくれない時、
内心、強い感情が湧いてきます。
「なんで分からないんだ?」
「本当にやる気があるのか?」
「あれほど言ったのに、馬鹿にしてるのか?」
そういった感情が自分を支配して、
論理的な判断が吹き飛んでしまう。
そこで今日は、あなたが日々の経営で
感情と論理を両立するための、
一つの「対話の方法」をお伝えします。
ノートを一冊用意してください。
ページを開き、左側には、
今あなたが感じている感情をすべて書き出します。
「社員が動かないのは腹立たしい」
「敬意が足りないんじゃないか」
「なぜこんなことも分からないのか」
「何回も言わせるな、馬鹿らしい」
感情のまま、何も抑えずに書き尽くしてください。
自分の心を客観視しなくていい。
ここは誰にも見せない、
自分だけの「感情の吐き出し場所」です。
そして書き終えたら、
ページの右側を使います。
右側は、今度は自分を、
まったくの第三者の立場に置いて、
左の感情を客観的に見ながら、
論理的にアドバイスをしていきます。
たとえば、
「なぜ社員は動かないのか?」
を冷静に分析してみる。
社員が理解していないのか、
それとも理解しているのに動かないのか。
理解していないなら、能力や教育の問題です。
それなら、「研修をもう少し丁寧に行うべき」、
「社員に明確に伝わる仕組みが足りない」と、
客観的に課題を整理できます。
理解しているけど動かない場合、
社員が動くメリットや理由が不十分かもしれない。
もしくは、あなた自身が日頃、
社員から敬意を受けるに値する行動を
取っているか、振り返る必要があるかもしれない。
あなたが社員だったら、
いまの自分を尊敬できるのか?
この問いを冷静に自分に突きつけるのです。
このように、
左側の感情的な自分と、
右側の冷静で論理的な第三者視点の自分を、
ノートの上で対話させます。
なぜ、この方法が効果的なのか?
経営者は孤独で、日々決断を迫られます。
だからこそ、感情が蓄積しやすい。
感情を吐き出さずに放置すれば、
いずれ爆発してしまう。
しかし、感情だけに任せて行動すれば、
周りはどんどん離れていきます。
一方、感情を無視し、
論理だけで動こうとしても、
あなた自身の本当の気持ちが満たされず、
心が拒否反応を起こします。
論理だけの決断は、
時に社員や家族にも冷たく響き、
相手が動いてくれないこともある。
だからこそ、感情を否定せず、
きちんと「吐き出し」、
そのうえで論理的な第三者として、
自分自身をコンサルタントする。
感情と論理が調和すると、
あなた自身が冷静になり、
行動にも迷いがなくなります。
――これは習慣です。
毎日3分で構わない。
その日その瞬間の感情を吐き出し、
その感情を論理で整理する。
続けるうちに、
感情と論理のバランス感覚が磨かれ、
あなたの経営力そのものが飛躍的に伸びます。
感情が乱れた瞬間も、
論理が追いつかない場面も、
このノートの上では自由に対話できます。
その自由な対話が、
社員とのコミュニケーションを深め、
経営に安定感と強さをもたらすのです。
この習慣を身につけて、 自分の内面の対話が深まることで、
全て自然と良い方向に動き出すのです。
ぜひ試してください。
左に感情、右に論理のノートを使って、
自分自身との深い対話を始めましょう。
その習慣こそが、
あなたの経営を根本から変え、
未来を切り開く最高の武器になるでしょう。