【右腕は、社長の未来に現実を添える人】

【右腕は、社長の未来に現実を添える人】

右腕と聞くと、社長の考えをよく分かっている人を想像します。 社長が言葉にする前に動ける。 社長の好みも分かっている。 何を嫌がるかも知っている。 会議で社長が言いづらいことを、代わりに現場へ伝えられる。 たしかに、こういう人は助かります。 社長から見れば、安心できる存在です。 現場から見ても、「あの人に聞けば社長の考えが分かる」という頼もしさがある。 でも、右腕がそれだけで終わると、会社は少し危うくなります。 社長に合わせるのがうまい人は、社長の近くにいられます。 でも、社長と同じ景色しか見なくなることがあります。...
【管理職が育つ会社は、判断の任せ方がうまい】

【管理職が育つ会社は、判断の任せ方がうまい】

「管理職になったんだから、もっと自分で考えてほしい」 社長や幹部から、こういう言葉が出ることがあります。 気持ちは分かります。 現場の細かいことまで、いつまでも社長が見ていられない。 部下のことも、数字のことも、日々の判断も、管理職に持ってほしい。 だから役職を渡す。 肩書きをつける。 会議にも参加させる。 「ここからは任せるよ」と伝える。 でも、しばらくするとこうなる。 何かあるたびに確認に来る。 部下に強く言えない。 判断が遅い。 結局、社長や幹部が決める。 そしてまた言いたくなるんです。...
【利益を見られる人は、会社の未来まで考えている】

【利益を見られる人は、会社の未来まで考えている】

利益の話をすると、空気が少し硬くなることがあります。 売上の話はしやすい。 新規のお客様が増えた話も、案件が取れた話も、みんなで喜びやすい。 でも、利益の話になると急に現実が出ます。 人件費。 広告費。 外注費。 家賃。 システム代。 採用費。 そして、思っていたより残っていないお金。 「今月、売上は悪くなかったんですけどね」 そう言いながら、社長が少し黙る。 この沈黙には、けっこう重さがあります。 現場から見ると、売上が上がっていれば会社はうまくいっているように見えます。 忙しいし、案件もあるし、お客様もいる。...
【会社を前に進める人は、忙しさの中に余白をつくる】

【会社を前に進める人は、忙しさの中に余白をつくる】

忙しい人が、偉く見える会社があります。 朝から予定が詰まっている。 会議を何本もこなしている。 チャットの返信も早い。 現場でトラブルが起きれば、すぐに入る。 夜遅くまで残って、最後の確認までしている。 そういう人を見ると、つい思います。 責任感があるな。 会社のことを考えているな。 あの人がいるから助かっているな。 たしかに、その通りです。 忙しく動いてくれる人がいるから、今日の会社は回ります。 でも、会社を前に進める人が、いつも一番忙しい人とは限りません。 むしろ、ずっと忙しすぎる人は、どこかで未来を見る力を失っていきます。...
【問題の奥まで見にいける人が、会社を強くする】

【問題の奥まで見にいける人が、会社を強くする】

あの人のミスだと思っていた。 最初は、たぶん本当にそう見えたと思います。 納品前の確認漏れ。 お客様への連絡の遅れ。 前にも伝えたはずの手順ミス。 管理職がため息をついて、 「また同じことが起きました」 と報告に来る。 社長も、内心では思うわけです。 何回言えば分かるんだろう。 もう少し責任感を持ってほしい。 確認するだけなのに、なぜできないんだろう。 こういう時、人に目が向くのは自然です。 誰がやったのか。 誰の確認が漏れたのか。 誰が止められなかったのか。 中小企業は人数が少ないから、なおさらです。...