【「手放す勇気」で、組織は自走する】

【「手放す勇気」で、組織は自走する】

「社長、ちょっと見てもらっていいですか?」 この一言に、すぐ反応できる社長は多いです。 現場のことが気になる。 お客様のことも気になる。 品質も落としたくない。 社員が困っているなら、助けたい。 だから、つい見に行く。 資料を開く。 やり取りを確認する。 「ここはこうした方がいいね」と伝える。 ついでに、別の気になるところも直す。 社員は助かります。 その場の仕事も早く進みます。 お客様にも迷惑がかからない。 でも、そのあと少しだけ空気が変わることがあります。 次も、社長に見てもらってから出そう。...
【部下をコントロールする管理職から、未来に「任せる」経営者へ】

【部下をコントロールする管理職から、未来に「任せる」経営者へ】

「任せたはずなのに、結局自分で見ている」 そういうこと、ありませんか。 最初はちゃんと任せるつもりだった。 「今回はあなたにお願いするね」と言った。 相手も「分かりました」と受け取った。 でも、途中で気になってくる。 進んでいるかな。 変な方向に行っていないかな。 お客様に失礼なことをしていないかな。 期限、ちゃんと間に合うかな。 気づけば、チャットを開いている。 「今どんな感じ?」と聞いている。 送られてきた途中経過を見て、少し不安になる。 結局、細かく口を出す。 そして最後には、自分で直している。...
【すべてを推進力に変える「電圧コントロール」の技術】

【すべてを推進力に変える「電圧コントロール」の技術】

中間管理職って、損な役回りに見えることがあります。 上からは、 「もっと現場を動かして」 「数字を見て」 「ちゃんと育てて」 と言われる。 現場からは、 「また上が勝手に決めたんですか」 「それ、今やるんですか」 「こっちの状況も分かってください」 と言われる。 どちらの言い分も分かる。 分かるからこそ、疲れる。 社長の焦りも見えている。 現場の限界も見えている。 どちらにも嘘はない。 だから間に立つ人ほど、言葉を飲み込む日が増えていきます。 会議では上の方針にうなずく。 現場に戻ると、少し言い方をやわらげて伝える。...
【役割のパズルを組み替えるだけで、会社は再び加速する】

【役割のパズルを組み替えるだけで、会社は再び加速する】

「そろそろ人を増やさないと無理ですね」 忙しい会社では、わりと自然に出てくる言葉です。 現場が回っていない。 返信が遅れている。 納品も詰まっている。 社長も管理職も、ずっと何かに追われている。 そうなると、原因は人手不足に見えます。 もう一人いれば楽になる。 誰か入れば、現場が回る。 採用すれば、この苦しさは抜けられる。 そう思いたくなる気持ちは、すごく分かります。 実際に、人が足りない場面もあります。 一人で三人分を抱えているような状態なら、増員は必要です。 でも、中小企業ではよくあるんです。...
【目の前の仕事を、会社の流れで見られる人が伸びる】

【目の前の仕事を、会社の流れで見られる人が伸びる】

「これ、私の仕事ですか?」 その一言が出た瞬間、少しだけ空気が止まることがあります。 言った本人に悪気はないんです。 むしろ、自分の役割をはっきりさせたいだけかもしれない。 余計な仕事を抱えたくない。 責任の範囲を曖昧にしたくない。 それはそれで、すごく大事な感覚です。 でも、会社の中には、 線を引きすぎると見えなくなるものがあります。 たとえば、お客様からの問い合わせが来ている。 担当は別の人。 自分は直接関係ない。 でも、その返信が遅れれば、お客様の温度は下がる。 その温度の低下は、次の提案にも響く。...