執筆者 華僑J | 9月 30, 2025 | ビジネス日記
現場から見れば、不思議に映るかもしれません。 会議に顔を出す回数も少なく、細かい業務に首を突っ込むこともない。 「社長、最近何してるんですか?」 ──そんな声すら上がります。 けれど、そういうリーダーの会社ほど、不思議と現場はよく回り、数字は伸びていくのです。 一方で、常にバタバタと忙しそうなリーダーもいます。 社員の前で「俺は毎日走り回ってる」と言い張り、スケジュールをぎゅうぎゅうに詰め込み、「忙しい=頑張ってる」という姿を見せようとします。 その姿は、最初こそ部下の目に“頼もしい”と映るかもしれません。...
執筆者 華僑J | 9月 29, 2025 | ビジネス日記
経営者なら誰もが「お客様のために」という言葉を掲げます。 一見すれば立派な理念です。 でも現実にはこの思想を徹底するほど会社は弱っていくでしょう。 理由は単純です。 顧客第一を優先する裏側で、必ず「従業員は二の次」に追いやられるからです。 無理な納期、過剰な要求への対応、休みを削る働き方。 従業員は疲弊し、やがてモチベーションを失っていきます。 その状態で顧客に本物の価値を届けられるでしょうか。 答えはノーです。 顧客を守るために従業員を犠牲にする会社は、最後には顧客すら失うのです。 一方で、持続的に成長している企業は違います。...
執筆者 華僑J | 9月 28, 2025 | ビジネス日記
社員のミスや報告漏れ、取引先とのトラブル。 経営者であれば誰でも、つい感情をあらわにしたくなる瞬間があります。 だが、その怒りをそのままぶつけた瞬間、組織の空気は変わるのです。 社員は「成果を出すこと」より「怒られないこと」を優先するようになります。 その結果、ミスは隠され、数字は加工され、経営者が一番必要とする“本当の情報”は上がってこなくなります。 つまり、感情的な一言が積み重なるほど、会社から事実が静かに消えていくのです。 経営判断に必要なのは、飾られていない現実です。...
執筆者 華僑J | 9月 27, 2025 | ビジネス日記
多くの経営者は「自分が誰よりも働けば会社は守れる」と信じています。 しかしその考えこそが、会社を弱らせていくのです。 社長が働きすぎるほど、会社は社長に依存し、自分で考え、動く力を失っていきます。 もし社長が倒れれば、会社のすべてが停止するでしょう。 これは経営における“致命的なリスク構造”です。 どれほど業績が伸びていても、その基盤が「社長一人の頑張り」に乗っている時点で、会社の未来は極めて脆弱です。 本当の経営とは、社長が働かなくても会社が回る仕組みを設計することにあります。...
執筆者 華僑J | 9月 26, 2025 | ビジネス日記
「“この社員は絶対に辞めない”──実はそう思った瞬間が、一番危険です。」 経営者は安心したいものです。 「こいつだけは辞めないだろう」と信じたい。 しかし現実は逆で、そういう社員ほど突然辞表を置いて去っていきます。 なぜでしょうか? それは、経営者が“成長欲求”を過小評価しているからです。 社員は待遇だけで残るのではありません。 給与や制度は安心を与えますが、未来を与えることはできません。 本当に優秀な社員ほど「ここに居続けることで、自分はどれだけ成長できるか」を常に測っています。...