昨日の自分より良くなればいい?そう思うなら経営やめろ

昨日の自分より良くなればいい?そう思うなら経営やめろ

過去の自分より良くなればいい、というのは分かります。 周りを意識すると邪念や嫉妬が生まれるので、それを防ぐために自分に集中するという考えも理解できます。 しかし、経営者は上位2割の成長を目指すことが求められます。 昨日より少し進んだからといって、安心してはいけません。 自分の立ち位置を把握するためにも、周りを見る必要があります。 そのためには、マーケットの成長率と自社の成長率を比較します。 マーケットの成長率、つまり業界の平均値と比較し、上か下かを見極め、動き方や目標を調整していきます。...
NO.2になるためのポイント

NO.2になるためのポイント

① 社長と同じ方向に向かう 自分の仕事は、社長の大きな目標を分解した一部と理解する。 ② 価値観の統一 社長の価値観に近づく。目指すものや価値観を近くすることで、重なり合った部分が企業文化になる。 ③ 役割を分担する 社長の仕事を理解し、社長が仕事に集中できる環境を整える。 ④ 情報を共有する 社長自身も現場と情報を共有することで、経営戦略や認識のズレを防ぐ。 ⑤ お互いに補い合う存在になる。 ⑥ 管理役も担う ただの部下でなく、社長にとってのパートナー。 アクセルやブレーキの役割も果たす。...
優秀な経営者はブレーキを使いこなせている

優秀な経営者はブレーキを使いこなせている

ビジネスは運転に似ています。 アクセルを踏み続けるだけでは早く進めません。 ブレーキも適度に使い、バランスを保つ必要があります。 つまり、アクセルとブレーキの絶妙な組み合わせが、成功へと導く鍵となります。 ここでいうアクセルとは「集中力」や「ゴールへの執着心」を指します。 ゴールを強く意識し続ければ、不安も克服できます。 ビジネスには新しい答えは少なく、既にあるものから学び、ゴールを見据えた行動が求められます。 ゴールに到達するには、資金(体力)と実行力を備えることが必須です。...
体系的に学ぶ!華僑の道法術器

体系的に学ぶ!華僑の道法術器

「体系的に学ぶ」とは、学びの中に一貫した考え方や方法を取り入れることです。 華僑ではこれを「道・法・術・器」の四つの要素で考えます。 ①道(ビジョン・方向) 目指すべき方向性やビジョンを持つこと。 たとえば、東京に行きたいのに大阪へ向かっていては、どれだけ努力しても目的にはたどり着きません。 ②法(基準・方針) 目標を達成するための基準や方針です。 東京へ最短で行くには高速道路を使うべきか、下道を選ぶべきか、というように、その目標に合った判断基準を持つことが必要です。 ③術(スキル・技術) 目的に向かうための具体的なスキルです。...
部下の行動力がない理由

部下の行動力がない理由

よく相談されるのが、 「部下がやる気がない」「部下が行動しない」といった悩みです。 しかし、それは本当に部下の問題でしょうか? この原因の一つには、あなたの高い能力が影響していることがあります。 自分で手早く片付けてしまうことで、部下が関与する機会が減り、結果としてあなた自身が疲弊し、「部下が使えない」と感じるようになります。 もう一つの原因は、あなたの能力が高くなるほど、部下に任せることへの不安が増すことです。 全てを自分で決めて指示するようになり、部下は思考停止になり、ただの実行者になってしまいます。...
責任感の5つのレベル

責任感の5つのレベル

マネジメントにおいて最も重視すべきは、不確実なものに対して追求し続ける姿勢です。 できている人とできていない人の違いは「責任感」にあります。 私の中で責任感には5つのレベルがあります。 ①言われたことをやる ②問題解決 問題が発生するたびに上司に頼るのではなく、自分事として判断し、解決に導く。 ③防御範囲を広げる チームの業務を積極的に支援し、共に成果を出す。 ④結果を意識する 責任感とは、会社が望む結果を出し、価値を創造する。 ⑤目的を意識する 中長期的な目標や戦略が現状の目標と一致しているかを常に意識する。...