今回は【昨日の自分より良くなればいい?そう思うなら経営者をやめろ】というお話しをします。

ちょっと過激なタイトルですが、大事な事なのでお話しさせてください。

「昨日の自分より良くなればいい」という風に捉えた方が良い局面がある事は理解できます。

例えば、ビジネスや学びを進める中で、他人と自分を比べる事で劣等感や焦りを持ち、嫉妬や妬みなどの邪気が出てしまう。そうなってしまうとフォーカスポイントがズレてしまい、良い成果にも繋がりません。

それを防ぐためには、「昨日の自分より良くなればいい」という風に考えるのもありでしょう。

ただ、ここで言えるのは【ビジネスはそんなに甘くない】という事です。

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世の中の事実

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世の中の富の8割を握っているのは、

世の中の2割の人達、というのを聞いた事はありませんか?

組織を構成する上位2割が、8割の富を握っているという事実があります。

似たところで、

会社の利益の8割を創出しているのは、

会社の2割の人達、というのを聞いた事はありませんか?

これは2:8の法則とも呼ばれ、私達が住む世界に存在しています。

なので、ビジネスで成果を出したければ、2割の方に入らなくてはいけないのです。

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周りをみよう

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例え話をしましょう。

皆が北海道を目指しているとしましょう。

あなたは徒歩です。

でも「昨日の自分より前に進めばいい」と思いながら、毎日毎日休まずに歩き続けています。

とても頑張っているのはわかります。

でも周りを見渡すと、自転車や車で目指す人達がいます。中には、飛行機を使って、既に到着している人も大勢います。

そんな中、「昨日の自分より前に進めばいい」と、ある意味「安心して」歩き続けている。

これで本当に良いのでしょうか?

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目標と、達成ルートと通過点

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確かに、嫉妬や妬みなどの邪気を出さないためには、「昨日の自分より前に進めばいい」という考えも必要です。

日々の生活が成り立てば良い、という価値観ならそれでもいいでしょう。

でも、叶えたい夢があるなら、ビジョンがあるのなら、それではダメなんです。

①まず立ち位置を知り、目標までの距離を知る事。

②目標への具体的な達成ルートを作る。

③達成ルートの途中の通過ポイントを設定する。

④毎日、通過ポイントに確実に到達していく。

この流れを作れる事で初めて、【成功する可能性】が出て来ます。

そんなの無理だと思ったのなら、サラリーマンに戻った方が良いと私は思います。

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2つの指標

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これは個人だけでなく、会社でも同じ事。

今は激変の時代です。

会社の経営には柔軟さが求められています。

その一方で、

利益を生む過去の成功体験を大事にする事も必要です。

このバランスがとても大事なわけですが、そのバランスを取るためには、自分が時代に遅れているのか?そうではないのか?まずは立ち位置を確認しなければいけません。

私はこの時

・マーケット全体の成長率

・自社の成長率

という2つの指標を比較するという手法をとっています。

例えば、マーケット全体の成長率が10%だったとしましょう。

その時、自社の成長率が3%だったとしましょう。

確かに自社としては3%成長して成果が出ています。

でも、マーケット全体の成長率との差を考えると【負けている】可能性が高い。

この場合は、経営の内容を見直した方が良いと判断します。

もう少し詳しく説明しましょう。

勝負は、

勝ち

負け

引き分け

の3つの結果に分かれます。

そして、

相手より強ければ勝ち

相手より弱ければ負け

相手と同じならば引き分け

となります。

マーケットの成長率が上がっているという事は、【業界の平均値が上がっている】という事。

つまり、【勝負の判定ラインが上がった】という事です。

マーケットの成長率より自社の成長率が低い場合は【負けている】とは、こういう理由からです。

そして、勝っている会社はどんな事をしているのか?とリサーチしていく事もできます。

このように、経営を改善していくヒントを見つける事ができます。

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まとめ

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経営者は、社内の事だけではなく【業界、マーケット】を含めた【全体】を見る事が必要です。

経営者が「昨日の自分より良くなった」という「安心感」に逃げ込んでしまっていると、気が付いた時にはもう手遅れになっている可能性があるという事です。

孫子兵法の

—–+—–+—–

己を知り、相手を知り、戦い方を知る。

—–+—–+—–

という言葉は、ここでも言える事です。

厳しい事を言いますが、経営者の視点はそのまま会社に反映します。

明日の視点で今日を見て

未来の視点で現在を見る

産業の視点で業界を見る

業界の視点で企業を見る

資本の視点で商品を見る

一つ上の次元の視点から見る事が大切です。

世の中の非常識は華僑の常識。華僑Jでした!