【メンバーが勝手に育つ「基準」の渡し方】

【メンバーが勝手に育つ「基準」の渡し方】

「これ、どうしたらいいですか?」 部下からそう聞かれた瞬間に、もう答えが見えていることがあります。 たぶん、仕事ができる人ほどそうなんですよね。 少し話を聞いただけで、危ないところが分かる。 誰に確認すべきかも分かる。 この言い方だと角が立つな、というところまで見える。 だから、つい言ってしまうんです。 「今回はこっちを優先して」 「その件は先にAさんに確認して」 「その文章だと少し強いから、こう返して」 早いです。 間違ってもいない。 現場も、その場では助かります。 でも、これが毎回続くと、少しずつ空気が変わっていきます。...
【優秀な人は「頑張る」のをやめて、周りを「主役」にする】

【優秀な人は「頑張る」のをやめて、周りを「主役」にする】

「自分でやった方が早い」 そう思う場面って、ありますよね。 部下に任せた資料を見て、少しだけ違和感がある。 言い回しが甘い。数字の見せ方も少し弱い。 このまま出しても大きな事故にはならないけど、 たぶん自分が直した方が早い。 で、夜にこっそり直す。 翌朝、部下にはこう言うんです。 「少しだけ整えておいたよ」 優しさのつもりです。 責めたいわけじゃない。 むしろ、助けている感覚に近い。 でも、これが何度も続くと、少しずつ会社の形が変わっていきます。 部下は、最後は上司が直してくれると思う。 管理職は、最後は幹部が拾ってくれると思う。...
【目の前の「作業」を、会社を動かす「仕掛け」に変える人の思考法】

【目の前の「作業」を、会社を動かす「仕掛け」に変える人の思考法】

夜、最後にオフィスの電気を消すとき。 今日も一日、よく働いたなと思う日があります。 朝からチャットを返して、会議に出て、現場の確認をして、 部下の相談を受けて、最後はお客様への返信まで自分で見ている。 社長なら、なおさらそうです。 幹部でも、中間管理職でも、似たような日はあると思います。 誰かが詰まれば、自分が拾う。 現場が止まりそうなら、自分が入る。 判断が遅れそうなら、自分が決める。 それで会社は今日も回る。 大きな問題も起きない。 みんなも助かる。 でも、帰り道にふっと思うんです。...
【人がチームを離れないのは、成長を感じている時】

【人がチームを離れないのは、成長を感じている時】

このチームにいたい。 人がそう思うのって、 優しい人が多い時だけじゃないんですよね。 話しやすい。 空気がいい。 変な圧がない。 もちろん大事です。 人間関係で余計に削られない職場は、それだけで価値がある。 ただ、それだけで人は残らない。 もっと言うと、居心地がいいだけのチームって、 案外あっさり人が離れたりします。 残る人が見ているのは、もっと別のところです。 自分がここにいる意味があるか。 ちゃんと見てもらえているか。 苦しい時に一人にされないか。 この場所で働くことで、自分が少しでも前に進めるか。 そこです。...
【「全部やらない」が、余裕をつくる唯一の方法】

【「全部やらない」が、余裕をつくる唯一の方法】

余裕がある人って、能力が高い人だと思われやすいですよね。 仕事も早い。 返しも落ち着いてる。 急なことが起きても、そこまで顔に出ない。 まわりがバタついている時でも、妙に静か。 外から見ると、単純に“できる人”に見えます。 もちろん、それもあると思います。 ただ、現場でずっと見ていると、もう少し違うんですよね。 余裕がある人は、何でもできる人というより、 何でも自分で持たない人です。 ここ、かなり大きいです。 余裕がなくなる人って、忙しいから崩れるわけじゃないことがある。 むしろ、抱え方で崩れていることが多い。 自分が見ないと。...
【仕事で自信がある人は、最初から有能だったわけじゃない】

【仕事で自信がある人は、最初から有能だったわけじゃない】

自信がある人って、最初からできた人に見えるんですよね。 堂々としている。 返事も早い。 判断も迷わない。 人前でもそんなに崩れない。 任せても、そこまで慌てた感じがしない。 外から見ると、もともと強かった人に見える。 センスがある。 地頭がいい。 そういうふうに片づけたくなる。 ただ、現場で見ていると違うんです。 自信がある人って、最初からできた人じゃない。 最初は普通に怖がっていた人が多い。 恥もかいてる。 外してる。 固まってる。 うまく言えなくて帰り道に引きずった日もある。 そこを通ってる。...